story 9 ランクS
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*綱吉 said*
久々に会うリボーンに何処か気まずさを見せるかと思ったがほぼ普段通りで安心した。
それにしてもだ。
確かに最初に言ったはずなんだけど、ほぼ1人でやってのける友羅。
苦戦なんか一切せず、寧ろあまりにもスムーズすぎる。
全てを把握しきっているような。
そして、本当に残酷で冷たさしかない瞳で戦う。
いつもとは全く違う。
だけど、何処かに悲しみが浮かんでいる。
「…綱吉、離れてて、危ないから。」
「あ、嗚呼。」
冷酷な瞳と返り血を浴びた姿にゾクリと背筋を凍らせる。
「まさに“漆黒丿氷雨”だな。」
そう言ったリボーンでさえ少し怯んで見えた。
「ねぇ、もう終わりにしよ?」
そう言って翳すロットには見たこともない白い炎が灯る。
命乞いする奴等に構わずロットを一振りし呟く友羅。
「addio.」
そして、一瞬にして氷の雨が標的達に降り注ぐ。
何これ?
目の前の光景に唖然とする。
だって、ものの数分で全てを終わらせてしまった。
俺とリボーンなんてほぼ何もしていない。
ただ友羅の戦う姿を見ていただけ。
俺もリボーンもただ黙って友羅を見つめるだけだった。
*綱吉 said 終*
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