story 9 ランクS
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結局ご飯の後、再び書類整理を大量にさせられた。
俺も仕事量半端ないけど、ボンゴレはやっぱそれを遥かに上回るな。
そんなこんなで何日も同じ事を繰り返してたら流石に仕事のスピードは上がった。
家事とかも勿論やりながらな。
毎日へとへとだ。
皆で集まってとかはあの日以来ないからそれだけは救いだな。
次いでに言うなら綱吉と獄寺さん以外会ってないんだけどね。
獄寺さんに会うのも気まずかったけど流石ママン。
何も聞いてこないしいつも通りだったからなんとかなった。
他の皆は仕事で殆んど出払ってるらしい。
後、報告書とかあるはずなのに会わないのはなんでだろうと思ってるがどうやら綱吉が受け取りに行ってるみたい。
どっか行ったと思えば手に書類持ってる事多いからね。
それにしてもだ。
「疲れた、休みたい。」
「…無駄口叩いてる暇あったら目の前の仕事終わらせてくれる?」
「いや、終わってるから。終ったから言ったの。」
背伸びをしながら言えば不機嫌そうに返す綱吉に平然と答える。
そうすればバッと顔を上げ驚いた表情を浮かべる。
「本当に?」
「ほんと、ほんと。疑うなら全部確認していいよ。」
「…仕事早くて助かるよ。」
嘘ついても意味ないし淡々と答えればまさかの返答に今度は俺が驚く。
「え、何?変なもんでも食った?」
「失礼な奴だな?倍ぐらい仕事増やそうか?」
「それは遠慮する。」
目がマジだ。
絶対平然とやるやつだ。
これ以上仕事増やされてたまるか。
「はぁ…まぁ、俺も流石に疲れたから今日は取り敢えず此処までだね、急ぎのとかも特にないし。」
「りょーかい。じゃあ、片付ける。」
「よろしく。」
疲れきってるのか椅子の背凭れに完全に身を預ける綱吉。
それを他所に早く寝たい俺はテキパキと片付ける。
そして、片付けも終わって部屋に戻ろうと考えてたところに書類を差し出され言われた。
「あ、友羅、明日の夜、これ行くから確認よろしく。」
「は?え、これって!?」
そう言って渡された書類を見ればとんでもないものだった。
ランクSの仕事。
いや、フリーの時は普通にこなしてたけど、久々に来ると何とも言えない気持ちになる。
「勿論、俺も行くし、後はリボーンもかな。」
綱吉だけならまだしもリボーンさんもとなるとちょっと気まずい。
だから、思わず聞いてしまった。
「…それ、俺要る?」
「要るから言ってるんだけど?何、一人で行く?」
眉間に皺寄せながら言う綱吉。
ごめんけど、その答えは1つしかないよ。
「え、1人でいいならその方が楽なんだけど。」
「…ねぇ、それ一応Sなんだけど。」
「うん、分かってるよ?だけど、今までもやって来た事だし。」
頭を抱える綱吉に平然と答える俺。
いや、事実だし。
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