story 8 戸惑い
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キッチンに着けば誰も居なくて逆に安堵した。
「…そういえば、皆帰ってくるの遅いんだっけ。」
「それ先に言ってよ。」
ぼそりと呟いた綱吉に顔ひきつらせながら言う。
余計な事を考えたじゃん。
「そんなに嫌か?」
「…別に嫌って訳じゃない。慣れてないだけで。」
俺の様子に眉間に皺寄せながら聞く綱吉に困ったような笑みを浮かべながら返す。
そう。
慣れてないだけ。
余計な事考えなきゃいいだけの事。
「はぁ…おい、馬鹿友羅。」
「な!?馬鹿ってなんだよ?」
「馬鹿に馬鹿って言って何が悪い?」
ああ言えばこう言う!
ムッとしながら綱吉を見れば何かを考えている様子でそれに首を傾げる。
「綱吉…?」
「なんだよ?」
「あ、や、何考えてんかなって。」
呼べば普通に返事してくるから思わずドストレートに聞いてしまった。
「…ご飯どうしようかなって思ってただけだけど?」
「は?」
「何?てか、友羅の仕事だからね?」
「…そうでしたね。」
間が空きながらも平然と言ってくる辺り余計な事を考えたかなって思う。
そして仕事だと言われれば完全に忘れていた為頭を抱える羽目になる。
まぁ、他の皆居ないし簡単なのでも良いかな。
「綱吉、簡単なのでも良い?」
「友羅の作りやすいのでいいよ。」
「りょーかい。」
許可も得たし何作ろうかなと冷蔵庫を物色する。
少し悩みながらも決めれば早速作業を開始した。
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