story 7 帰宅
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「…だいぶ入り組んだ所に住んでたんだな。」
「当たり前だろ?誰かに勘付かれないようなとこの方が何かと都合が良いんだから。」
「成る程な。」
車から降りるなり率直な感想を述べる綱吉に此方もキッパリと返せば納得された。
そこ納得するんだと思いながらも口には出さず部屋へと向かう。
「納得したら悪いか?」
「いや、別に?」
さらりと聞いてくる綱吉にまたかと思いながらももう読心術に慣れてしまってる為、普通に答える。
慣れってほんと怖いね、うん。
部屋に着けば、鍵を開け中に入る。
荷物なんて殆んどないけどな。
必要な物しか置いてないし。
「うわ、狭。」
「うるせぇ。ボンゴレとは違うんだよ。」
部屋に入るなりそう言われれば流石に反論する。
ボンゴレとフリーを比べないで欲しい。
比べてるかは分からないが。
「相変わらず、口が悪いね。」
「今に始まった事じゃないだろ?気にすんな。」
「ほんと良い度胸だね。」
にっこりとまぁ良い笑顔を浮かべる綱吉を放ってさっさと荷物を纏めていく。
そんなに大量にはない為、すぐ終わるだろう的考えをしつつ作業を進める。
「友羅、俺、手続きして来るからそれまでに終わらせといてよ。」
「は?あ、別に後で俺が…。」
「いいから。ほら、俺、今暇だし。」
綱吉の言葉に若干驚きながら返すも言ってしまう前に遮られる。
何か企んでるんじゃないかと思うも企む必要もないかと自己完結してみたり。
「ほら、さっさと纏めといてよ。俺が戻ってくるまでに纏めてなかったらアジトまで荷物持ったまま走らせるからな。」
「うわ…それは嫌だ。」
ニヤニヤと面白い事を思い付いたと言わんばかりの表情をして言う辺り流石綱吉だと思う。
って、そんな事を考えるより早く纏めないと。
少し焦りながらも荷物を纏める。
「じゃあ、行ってくる。」
「はいはい、いってらー。」
適当に返しつつ綱吉が出て行ったのを確認すれば一息吐く。
「流石に服の部類は綱吉がいる時に整理は出来ないからな。」
苦笑いを浮かべながら衣服類を纏める。
勿論、其処には俺が隠してる物だってあるのだから。
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