story 6 違和感
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朝食をテーブルに並べ終えたくらいにさっき起こした面々がやって来た。
つか、皆でご飯とか…なんかスゲー…。
人付き合いで此処までは絶対しないのに。
何故かそう思ってしまった。
「友羅、何ボサッとしてんの?腹減ってるんだからさっさと座れ。」
貴方はどこぞの我が儘っ子ですか。
命令形で言ってくる綱吉に反論する気も起きず、黙って椅子に座った。
それに疑問を抱いたのか綱吉が失礼極まりないことを言ってきた。
「言い返してこないとか、友羅お前頭でも打ったか?」
「綱吉って、超失礼だよな。俺を何だと思ってるわけ?」
「口悪くて煩いパシリ?」
普通に言われたよ。
溜め息をつき呆れた。
「ねぇ、いい加減にしなよ。お腹空いたんだけど。」
不機嫌そうに言う雲雀さん。
この人、群れるの嫌いじゃなかったっけ?
「あ、はい。じゃあ、いただきます。」
綱吉の言葉の後、それぞれが言い朝食を食べ始めた。
皆は当たり前なのか普通に食べ進めているが、俺はそんな光景に違和感を感じてなかなか食が進まなかった。
それに気付いたのか分からないが綱吉が不思議そうに言った。
「友羅、さっきまで腹減ったって言ってたわりには全然じゃん。」
「うるせぇ、ゆっくり食ってんだよ。お前みたいに早食いはしねぇの。」
「相変わらずの口の悪さだな。」
綱吉の言葉を無視して食べる。
が、やっぱり進まない。
食欲ねぇ訳じゃないし、なんなんだ?
自分でも疑問に思ってしまう始末。
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