story 5 初任務
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「友羅、貸し1だからな。」
「は?」
「助けてやったんだから当たり前だろ?」
不敵な笑みを浮かべながら言う綱吉。
貸し1だと?
いやいや、助けて貰ったんだからしょうがないよな、うん。
貸しなんて、恐ろしいけどな。
なんとか自分を納得させた。
「あ、そうだ。さっき何か言おうとしてたよな?」
「ん?えっと…。」
ふと思い出した様に言う綱吉。
何か言おうと…えっと、なんだっけ?
少し考えていると答えに辿り着いた。
「あ、嗚呼。思い出した。あれだ、着替えとか家にあるから取りに行きたいってやつ。ついでに、此処で仕事やんなら家賃払い続けんのもあれだしな。」
「成る程ね。此処は住み込みだからね。勿論強制的に。」
うん。
言うと思ったよ。
拒否権はないし、強制って、ね。
俺の人権どうやるんだろう。
読心術はプライバシーの侵害だし、一応。
「友羅にプライバシーなんてあるの?」
「一応あっから。まぁ、もう無いも等しいがな。誰かさん達の所為で。」
「誰かさん達って誰のことかな?」
ニッコリととてもいい笑顔をなさってるよ。
普通に分かるだろうがってーの。
敢えて言わないでおくがまぁ、読みやがりますよね、この人は。
「分かってんじゃん。」
「嗚呼。分かりたくないがな。」
溜め息を付き、綱吉のベッドに寝転がる。
なんかドッと疲れた。
ねみぃ。
「相変わらずだな。そのストレートさ。つか、何寝転がってんだよ。」
「俺の長所だ。疲れたからねみぃ。」
「長所じゃねぇだろ。つか、寝るなよ?仕事たっぷりやるから。」
うわ、此処に鬼がいる。
help me!
「誰が鬼だって?」
「綱吉に決まってんじゃん。」
黒降臨!
それに動じない俺もどうかと思うがな。
「サラッと言ったね。覚悟出来てんの?」
「覚悟?なんの?」
「そりゃあ、勿論、ねぇ。」
そう言いながら、手袋を手に着ける綱吉。
うん。
ヤバいな。
「遠慮しとく。あ、獄寺さんに怒られっから、行くわ。じゃあなー!」
勢い良く起き上がり走って、扉に向かうが…。
「逃げられると思ってんの?」
すっごく良い笑みを浮かべた綱吉に掴まった。
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