story 4 自己紹介
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只今、俺は部屋に案内され、仕事についての説明を聞いている。
「大体は俺の書類整理の手伝いで一応任務にも行ってもらう。」
「待った、俺、書類整理あんましたことねぇんだけど。」
「大丈夫だ、手取り足取り教えてやる。」
「うわ、遠慮してぇ。」
不敵な笑みを浮かべる綱吉にとことん遠慮したい気持ちが溢れてくるよ。
絶対悪巧みしてるから、この人。
「失礼な奴だな、ほんと。悪巧みなんてしてないよ。」
「…嘘付け。」
小声で、しかも、聞こえるか聞こえないかくらいの大きさで呟く。
「ん?」
「いや、なんでもねぇ。」
見事に聞こえてらっしゃったみたいだけどな。
地獄耳だ。
「今の内容で仕事の事は分かった?」
「あ、嗚呼、一応、な。」
「なら、良かった。あ、そうだ。」
何かを思い付いたように言う綱吉に嫌な予感がした。
これが当たらなきゃいいんだけどなぁ…。
「友羅、家事とか出来る?」
「は?まぁ、ある程度は。」
一応、ね。
そんくらい出来ないと。
てか、もしかして…。
「なら、家事もよろしく。」
はい。
見事に当たった。
予想的中。
ニッコリ笑顔で言われたよ。
勿論、言い返すけどな。
「はぁ?ふざけんな!使用人とかいねぇのかよ!」
「いや、なんか知らないけど雇ってもすぐ辞めちゃうんだよね。」
いや、それ、絶対貴方達の所為でしょ。
個性的過ぎるんだよ。
「だから、よろしく!勿論、」
「拒否権はないってか?」
「分かってんじゃん。」
短時間で分かるようになるとか、うん。
もういいや、諦めた。
何言っても無駄だ。
潔く退こう。
てか、俺、ハードスケジュールだな。
「当たり前。パシりなんだからな。」
「うわ、部下からランク下がってるし。」
「自業自得ってことだ。精々頑張ってね。」
他人事だな。
ムカつくから全部やりきってやる。
負けず嫌いだしな。
「まぁ、今日はゆっくり休んで明日からよろしく。起床は6時ね、朝食は7時には取るから。」
「はやっ、俺、起きれっかな…。」
俺、夜型なんだけど。
いつも午前中は爆睡だよ。
「あんまりにも遅かったら隼人が来るよ。言っておくから。」
「ん?なんで獄寺さん?」
ふとした疑問。
「隼人が主に家事をしてるからだよ。」
「わぉ、マジか。意外だ。」
「んじゃ、俺は仕事に戻るから。」
「嗚呼、Grazie.」
「Prego.」
色んな意味を込めてお礼を言った。
そしたら、一瞬驚いた顔をするもクスリと笑って答える。
そして、綱吉さんが出て行った後、俺はベッドにダイブした。
色々あって疲れた。
あ、そういえば、皆、俺のこと男だと思ってんのかな?
男装はしてるけど。
まぁ、いいけどね。
ボンゴレファミリー。
結構個性的だし面白そう。
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