storia 22 記憶混濁
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自室に戻りベッドに横になった。
そして、主に言われた事より、気になっている標的だった奴の事を考えた。
奴は僕を知っている?
僕も奴を知っている?
奴の…ドン・キャバッローネの名…。
確かディーノ、だったかな…。
「ディー、ノ…ッ!?」
奴の名を呟いた瞬間に頭が痛くなった。
何とも言えない急激な痛み。
「ぅ…く…ッ!」
そして、知るはずもない記憶が浮かぶ。
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「ソラ!」
「あ、ディーノ…って、そんなに走ったら転b━」
「おわっ!?」
案の定、転ぶ彼。
「全く、言った矢先から…。」
「ハハ、ミスったぜ。」
ヘラッと笑う彼。
僕も可笑しくて少し笑った。
「そんなんだから、へなちょこって言われるんだよ。」
「ぅ、へなちょこ言うなよ!」
「事実じゃない。」
クスクスと笑えば、むっとする彼。
そして、彼に近付き手を差し伸べる。
そうすれば、キョトンとする。
「ほら、早く立ちなよ。」
「あ、嗚呼。わりぃな。」
差し伸べた手を掴み立ちがある。
そして、その手を引かれ抱き締められる。
「!ディ、ディーノ?」
いきなりで吃驚した。
ぎゅーっと抱き締められる。
「ソラ…ずっと一緒に居ろよ?」
「勿論、ずっと一緒だよ…。」
「約束な。」
「うん、約束。」
見つめながら交わす約束。
「好きだ、ソラ…。」
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