storia 21 昨日の友は今日の敵
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ソラがロマーリオの方に攻撃を仕掛けようとしてるとこを後ろから鞭で身動きが取れないように捉える。
「っ!?外せっ!」
「外したら、また攻撃するだろうが…。」
どうにか身体に巻き付いた鞭を外そうと足掻くソラ。
そんな彼女を抱き締める。
「ぁ、ゃっ!?な、離せっ!!」
「嫌だ、離さねぇ!やっと見つけたんだからな!」
そうだ。
此処1週間、ずっと探ってたんだ。
それで、やっと見つけた。
「見つけた?意味が分からない。貴様とは初対面のはずだ!」
「っ!?」
刺さる言葉。
本当に何も覚えてないのか?
最初に感じた違和感。
あれはこの事だったのか。
覚えてないなら、思い出させればいいだけの話。
足掻くソラを強く抱き締める。
「ソラ、思い出せ。」
「知らない!貴様など名すら知らない!ただドン・キャバッローネって事だけしか知らないんだ!だから、思い出すも何もない!!」
キッと俺を睨み付けてくる。
そんな彼女を見つめる。
「俺はお前を知っている。そして、お前も俺を知っている。俺の名はディーノだ。」
「ディ、ノ…ッ!?」
ビクッと身体を震わせ、持っていた武器を落としなんとか動かせる左手で頭を抑えるソラ。
彼女の行動を見て、心配になる。
どうしたんだ?
もしかして、思い出したとか?
「ぁ…ぅ…ッ!」
「ソラ、?」
「僕は、貴方を、知って、い…る…ッ、?」
そう呟くように言った後、すぐに気を失ってしまったらしい。
それに少し安堵感を覚えた。
そして、俺はソラを抱え、安全な場所に連れて行こうとしたら、別の黒尽くめの奴が目の前に来た。
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