storia 21 昨日の友は今日の敵
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「Piacere.ドン・キャバッローネ。」
「っ!?」
目の前の奴の声に耳を疑った。
聞き慣れた声だったから。
初めまして、だと?
違うだろ、お前は…。
「ソラ…ッ!」
俺がソラの声を聞き間違える筈がねぇ。
だって、長い時間ソラと一緒にいたんだ。
「Soluzione imprecisa...」
(不正解…)
「な、何言ってんだよ!お前はソラだろ?!」
「No,Il mio nome e' Joker.」
冷静に答え、攻撃してくる。
それをなんとか防ぐ。
武器が違う。
彼奴の武器は確か2つの扇のはず。
でも、目の前の奴が持っているのは大きな黒い鎖鎌。
それに“我が名はジョーカー”ってなんだよ!
相手の攻撃を防ぎながらも、隙をついて、したくはなかったが攻撃して相手のフードを取った。
「っ!?」
「…やっぱり、ソラじゃんかよ…ッ!」
ソラは困惑した顔をするもすぐにフードを被り、攻撃を仕掛けてくる。
「止めろ、ソラ!俺はお前と戦いたくない!」
「我が主の命だ。貴様の意見など聞く気は、ない!」
攻撃を止めることは愚か、聞く気もないらしい。
どうしたらいいんだ!
そう思っていると銃声がして、ソラが距離を置いた。
「ボス、大丈夫ですかい?」
「嗚呼、大丈夫だが…彼奴が…ソラが…!」
「!?ソラが見つかったのか?」
俺が距離を置いたソラを指差せば、案の定、驚くロマーリオ。
俺だって驚いたからな。
「チッ…いいところだったのに…貴様から始末してやる!」
ロマーリオの方に向け、攻撃を仕掛ける。
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