storia 20 騒然
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*リボーン said*
並中を後にして、今はツナの部屋にいる。
さっきまでのことを考えているが全くもってピンと来ない。
ソラがいつから居ないのかも分からない。
それに雲雀の言う奴等っていうのも分からない。
あまりにも情報が少なすぎる。
どうするか考えていると電話が鳴った。
出れば、相手はへなちょこだった。
「リボーン!ソラはいるか?!」
「うるせぇぞ。耳がキーンってなったじゃねぇか。」
焦ったような声でしかも、大声で言ってくるもんだから、耳がキーンっとなった。
それは今度絞めるとして、何を焦ってるんだ?
それにソラの居場所を聞くってことは何か知ってんのか?
「わ、悪い。それより、ソラだよ!居ねぇのか?」
「嗚呼。」
「え、マジで?」
「大マジだ。ソラに何か用があんのか?」
マジだと言えば、更に焦っているようだ。
ブツブツなんか言っているが知らん。
何故か苛々してきたぞ。
「おい、少しは落ち着いて話せ、ソラに何の用だ?」
少しイラついた声で言えば、やっと話し始める。
「あ、いや、昨日、日本での仕事を頼んだんだけど、彼奴の事だし、すぐに終わらせて報告書送るだろうと思ってたんだが…。」
成る程。
夜にその仕事の為に出て帰って来てねぇわけだ。
そこまでは分かるが仕事は完璧に早くこなす彼奴が報告書を送ってない。
それは、どう意味する?
「一応、電話掛けてみたんだが出なくて、な…。」
「そうか…。」
不安げに言うディーノ。
ディーノも掛けて出ないってことはやっぱり何かあってんのか。
仕事の場所でなんかあったのかもしれねぇから聞いてから行ってみるか。
「で、その仕事の場所はどこだ?」
「えっと、説明しにくいからメールで送る。それより、ソラに何かあったのか?」
大体の状況は把握できているんだろうが敢えて聞いてくるあたり信じたくないんだろうな。
しょうがねぇから、簡単に説明してやった。
「朝、ソラを起こしに行ったらいなくて、雲雀なら知ってるかもって思って行ったが残念な事に知らなかった。だが、一つの案として雲雀から聞いた“奴等”って言うのが関係している可能性がある。」
「!おいおい、嘘だろ…。」
こっちにいないディーノはどうしても信じたくないようだ。
まぁ、俺も信じたくないがな。
実際、ソラがいねぇから事実として受け止めるとしかない。
「嘘じゃねぇ、事実だ。」
「っ…リボーン…あ、そういえば、奴等って言ったよな?」
「言ったが…それがどうした?」
凹んだかと思ったがすぐに聞いてきた内容にしかめる。
奴等って、言葉に食い付いた。
ってことは、何か知ってるのか?
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