storia 20 騒然
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学校に着けば一目散に応接室に向かった。
そして、応接室の扉を勢いよく開ければ中に居たのは雲雀さんだけだった。
「雲雀さん!」
「ワォ、朝から何だい?態々咬み殺されに来たのかい?」
どこからかトンファーを出し構える雲雀さん。
いや、自分から咬み殺されにくる奴なんてそうそういませんよ!と心の中でツッコミをいれる。
「ちげーぞ。」
「やぁ。赤ん坊も来てたのかい。」
リボーンを見るなり、少し嬉しそうな顔をする。
雲雀さんでも、そんな顔するんだ
と思いつつ本来の目的を思い出し聞いてみる。
「あ、あの…ソラがどこにいるか知りませんか?」
そう言うと顔をしかめる雲雀さん。
どうやら、雲雀さんも知らないみたいだ。
「ソラがいなくなったの?」
「嗚呼、電話にも出ねぇんだ。」
なんだか考え込むような素振りをする雲雀さん。
さっきは知らないような感じたったのに実は知ってるとか?
少しだけ期待感を持ってみる。
「もしかして…奴等が…?」
「奴等、だと?」
呟くように言われた言葉を聞き取ったリボーンが聞き返す。
奴等って何?
雲雀さんは本当に居場所を知ってるとか?
だけど、口を閉ざしたまま何も言ってくれない。
だから、不安になる一方だ。
「奴等ってなんだ?話せ、雲雀。」
「…仕方ないね。緊急事態みたいだし。」
そう言う雲雀さんはどこかツラそうな顔をしていた。
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