storia 18 動き出す影
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奴等が言う。
“Joker”って…あのメールの…。
嫌な予感がする。
「誰、?」
「ん?嗚呼、分からないか?まぁ、お前はあの頃はまだ小さかったもんな。今はそんなに立派になって。」
ククッと笑う。
この声に悪寒が走る。
何故か身体が震え、足が竦む。
この感じ…まさか…!
「お兄ちゃんにまた会えて良かったな?もう二度と会う事はないはずだったのに。」
確信した。
あの時の奴等だ。
み・つ・か・っ・た・!
恐怖が蘇る。
逃げなきゃ!
そう思っても足が竦んでなかなか動けない。
「前は逃がしたが今回は逃がさないぜ?」
ビクッと身体が震える。
動きにくい足を無理矢理動かし、奴等と逆の方向に走り出す。
再び始まる悲劇。
捕まれば、終わりの恐怖の鬼ごっこ。
全身全霊で逃げる。
絶対捕まるわけにはいかない。
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