storia 18 動き出す影
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あの後、リボーンに深く聞かれることもなかった。
その事に感謝した。
それからは何事もなく普通に過ぎていった。
メールを見るためパソコンに目を向けているとツナが入ってきた。
「ソラ、俺の辞書借りてたよね?」
「あ、うん。はい、ありがとう。」
ツナに借りてた辞書を返す。
宿題に必要だったんだよね。
辞書返すなり、再びパソコンに目を向ける。
「何してんの?」
「んー?メールの確認だよ。」
「ふぅん…じゃ、戻るな。」
聞いておいて興味がないのかすぐに出て行った。
まぁ、表情が見えなかったからなんとも言えないけどね。
未読のメールを読んでいく。
最近は少ない方だが仕事をしていれば結構な数あると思う。
何時間もパソコンに向かっているのは目が疲れる。
そして、最後のメールを読み終え終了と思ったら、新たに一件メールが入ってきた。
「えっと、差出人は…。」
差出人を見て顔をしかめる。
知らないメアド。
大体の人のは把握しているが、知らない人からは滅多に来ない。
恐る恐る開いてみる。
そこに書かれていたのは…。
“Joker”
この一つのみ。
「ジョーカー?どういう意味?切り札ってこと?」
意味が分からず傾げる。
裏じゃ聞いたことも見たこともない。
だから、何かの悪戯かと思い深く考えるのは止めた。
此処でもう少しでも調べていれば一変することはなかったのかもしれない。
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