storia 16 嫉妬
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「んぅ…。」
目を開ければ、広がる闇。
今、何時か知るため携帯を探す。
手探りで探してすぐに見つけ時間を確かめれば22:00との表示。
何時間寝てたんだと思いつつ起き上がる。
目が暗闇に慣れてきたのか少し分かるようになった。
見慣れない場所。
えっと…確か、ホテルに着いて部屋に着くや否や足の手当てをディーノにしてもらってその後、疲れてたからすぐ寝ちゃったのか…。
此処までの事を思い出し、欠伸をしながら立ち上がり電気をつける。
「あ、そう言えば、今日、何も食べてないような…。」
朝から特訓とか色々あって食べてないなぁっとふと思った。
でも、この時間に何か食べるのもちょっと嫌だし、シャワー浴びて寝ようかな。
そう考えているとガチャッとドアが開く音がした。
警戒心を強めながら身構える。
ちょっとした癖になってるけど。
「ん?嗚呼、起きたのか。」
「ディーノ…。」
入ってきた相手を見るなり警戒心が解ける。
勝手に入ってくるのはどうかと思うけどね。
一応女の子が使ってる部屋なんだから。
そう思いつつも口にはしなかった。
「どうしたの?」
「ん?いや、起きたかなって思ってな。結構な時間寝てたし。」
成る程。
確かに寝過ぎたよ。
こんなに長い時間寝るなんていつ以来だろう。
「まぁ、寝ることはいいことだ。それより、腹減ってないか?」
「んー、そこまで空いてないから大丈夫だよ。」
朝から食べてないけど、とは口が裂けても言えない。
言ったら絶対何かしら食べろって言われるのがオチだし。
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