storia 15 結果発表
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さて、後何分なんでしょうか。
全く時間を気にしていなかった為、時間が分からない。
それに逃げる為に窓から飛び降りたのが間違えだった。
足挫いちゃったよ!
恭弥に言ったら、きっと“馬鹿じゃないの”とかいいそうだよね。
はぁ、それはいいとしてほんと後何分なんだろう。
今は体育館裏に隠れてるけどさ、見つかる可能性は十分あるんだよね。
早く終わんないかな…。
「はぁ…。」
「なーに溜め息なんか、ついてるんだよ。幸せ逃げるぜ?」
「ぇ、?」
溜め息をつけばいきなり声が聞こえそちらを振り向こうとする前に後ろから抱き締められた。
「やっと見つけたぜ、ソラ。」
「ディ、ディーノ…。」
声で分かってたけど、やっぱりディーノだ。
なんでか、ディーノに抱き締められれば、落ち着けた。
「ごめんな。なかなか見つけきれなくて…。」
「ううん…どうせ、転んでばっかりだったんじゃないの?」
「ぅ…っ!」
どうやら、図星らしい。
究極のボス体質は大変だね。
まぁ、そんなとこも好きだけど。
「ソラが他の奴等に捕まってたらって思うといてもたってもいられなかったんだからな?」
「…大丈夫だよ、なんとか逃げれたからね。」
ほんとにそうだ。
もしかしたら、捕まっていたかもしれないのだ。
「ソラ、行こうぜ?このゲーム早く終わらせてデートしよう!」
「そうだね。」
心地いい。
こういう時が一番好き。
大好きな人、一緒に居れるときが。
先にディーノが立ち上がり手を差し出してくれる。
その手を握り立ち上がるはいいものの先程、捻ってしまった足に痛みが走った。
「ソラ?」
顔を覗き込んでくるディーノ。
僕は痛みに顔を歪めていた。
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