storia 9 兄妹
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「あの…えっと…。」
お兄ちゃんに連れられて来たのは応接室。
ついでに約10分程沈黙が続いている。
なんか…重っ苦しい雰囲気なんだけど…。
「…名前…。」
「え?あ、ソラです。龍雅「その名字は本名?」…違います…。」
こちらをガン見している。
嘘なんて言うことは出来なかった。
「ふぅん?よく偽名で通じたね?」
「ぅ…ごめんなさい…。」
目が笑ってない。
お兄ちゃんは分かってるのかもしれない…。
僕は一目見ただけでお兄ちゃんって分かったけどね。
「ねぇ、本当のこと言いなよ。早くしないと咬み殺すよ?」
首元に冷たい物が当たる。
多分トンファーだ。
「…っ…やめて…お兄ちゃん…。」
目が本気ってことを語っている。
怖い…!
「…ソラ…。」
「ぇ…?」
突然目の前が真っ暗になった。
唐突に理解した。
お兄ちゃんに抱きしめられてる…。
さっきまで当たっていた冷たいトンファーは仕舞ったみたい。
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