storia 1 日常
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僕はいきなりのことで硬直してしまった。
だけど、すぐ我に返り…。
「ボスっ!いきなり何するのさ!」
「んー…?」
答えもせず僕を抱き締めたまま。
「離して、そして仕事してっ!」
僕がそう言うと
「やだ。」
即答で否定された。
大人がやだはないでしょ、やだは…。
「はぁ…ボス…仕事くらい真面目にしなよ…。」
「今日の分は終わったからいいんだ。」
「嘘っ?!」
あり得なさすぎて吃驚した。
いや、ほんとに、しょっちゅうサボってるボスがだよ?
まぁ…僕が仕事してる間は知らないけど…。
「嘘じゃねぇよ。それよりソラ…。」
「ん?」
「怪我…してねぇか?」
心配そうに尋ねてくる。
僕が仕事から帰って来るといつも聞かれることだ。
「大丈夫だよ。この僕が怪我するわけないじゃん♪」
僕は笑顔で答えた。
でも、嘘だ。
偶々壁で跳ね返った弾が腹部を掠めたんだ。
油断していた訳じゃない。
何人もの敵を相手にしていて偶々当たったんだ。
ボスは黙って僕をじっと見ている。
それに耐えきれず目を逸らしてしまった。
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