storia 8 再会
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僕は皆の前で泣いてしまった。
誰かの前で泣くなんて…。
いや、泣いたのなんていつぶりだろう。
「ごめんね…ツナ…。」
「いや…大丈夫か…?」
「ん、もう大丈夫。」
少し無理矢理作った笑顔で答えた。
それに気付いたのか優しく僕の頭を撫でるツナ。
「無理に笑うなよ。」
「あ…バレちゃった?」
よく分かったね。
…そういえば、授業…。
「ツ、ツナ!授業っ!」
「あ、忘れてた。」
すっかり授業のことは忘れてたみたい。
僕もだけど…。
「行ける?」
「ぁ…ん、僕、ちょっとトイレ行きたいから先に行ってて。」
「…分かった。早く来いよ?」
「了解!」
そう言ってツナは教室へ、僕はトイレではなく屋上に向かった。
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