storia 8 再会
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*綱吉 said*
「…グス…ッ」
俺がソラの方を向いたときには既に涙を流していた。
いったい何があったのかは分からない。
このままにしておくのもダメだろうから俺がなんとかしようと思った。
「獄寺君、山本…先に教室に行っててくれない?」
心配そうにソラを見つめる二人にそう言った。
何か言いたそうだったけど、すぐに了承してくれた。
「…分かりました。」
「分かったのな。」
二人がいなくなったのを確認して俺はソラに話しかけた。
「ソラ、どうしたの?」
「!」
何故かソラがビクッと身体を震わせた。
「ソラ…?」
「っ…お、兄ちゃん…ッ!」
え…?
お兄ちゃん?
俺には分からなかった。
まだ会ってそう経ってないから。
ソラのことも知らないことばかり…。
「お兄ちゃん…ッ…恭弥お兄ちゃん…っ!」
恭弥?
どこかで聞いたことあるような…。
って、雲雀さん!?
いやいや、そんなわけないよね。
第一ソラの名字は龍雅だし。
「ソラ…。」
俺はソラを抱きしめ優しく撫でた。
どうしてそんなことをしたのかは分からないけど少しからず、この小さな少女に惹かれてるのかもしれない。
その後も少しの間、ソラは泣いていた。
*綱吉 said 終*
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