storia 33 エピローグ
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「恭弥…。」
「ソラ…おかえり。」
予想外の言葉に驚きながらも慌てて“ただいま”と返す。
すると恭弥に抱き締められた。
『なっ!?』
ツナとディーノがハモった声が聞こえたが僕は突然の事に驚いてどうすることも出来なかった。
「きょ、恭弥?」
「ごめん、ソラ、護れなくて…。」
抱き締めながら申し訳なさそうに言う恭弥。
護れなかったことが相当悔しかったみたい。
前に電話した時にも言われたんだ。
「恭弥、大丈夫だから。謝らないで。」
なるべく心配させないよう安心させるように言う。
そんな時、突然後ろから抱き抱えられた。
「何するんだい、跳ね馬。ソラを返しなよ。」
「返えさねぇよ。ソラは俺のだからな。」
ムッとし今にもトンファーで攻撃して来そうな恭弥にディーノがそう返し僕を抱き締める。
全くこの2人は…。
僕が呆れているとリボーンが口を出す。
「男の嫉妬は醜いぞ、ディーノ。」
「ぅ、っ!」
リボーンに言われれば返す言葉がないらしい。
それが可笑しくクスッと笑う。
「何笑ってんだよ、ソラ。」
「いや、別に?」
笑いながら返せばふてくされるディーノ。
やっと帰って来たんだって実感が湧く。
迷惑いっぱい掛けたけど、気に掛けてくれる人が居て良かった。
ありがとう。
「ディーノ…。」
「ん?」
そういえば今更ながら伝えてない事があったことを思い出した。
恥ずかしいけど言わなきゃ伝わらないし意を決して言う。
「ディーノ、大好きだよ。」
「嗚呼、俺もソラ大好きだ。」
周りに皆が居ることを分かっていながらもお互いに笑顔で言う。
こんな幸せがずっと続きますように…。
end
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