storia 33 エピローグ
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「ディーノ、早くー!」
「ソラ、そんな急がなくてもいいだろ?」
苦笑いを浮かべるディーノ。
今日、僕らは日本を訪れていた。
記憶が戻って数ヶ月。
色々大変だったんだけどね。
恭弥やツナ、リボーンに骸、隼人、武…。
仕事が大量にあってすぐに日本に行くことは叶わず皆と電話したのはいいんだけど、なんか、うん。
心配されて申し訳ない気持ちだったのと、怒られたことには頭が上がらなかったんだよね。
いや、うん、正論だったし。
怒ったのは勿論、恭弥とツナとリボーンだよ。
なんで言わなかったんだとか、恭弥に関しては護れなかったっていう罪悪感もあったんだろうけどね。
で、やっと仕事が一通り片付き日本にやって来たわけだ。
「ソラ。」
「ディーノ、何さりげなく手を握ってるのかな?」
「いいだろ?恋人なんだから。」
ニッと笑って言われれば何も言えなくなる。
ついでにサラッと恋人発言されて顔が赤くなる。
「ふは、ソラ顔赤いぜ?」
「煩い、誰の所為だと思ってるの?」
「俺だな。」
笑いながら言うディーノに呆れながらもこういう会話が出来ることに嬉しく思ってみたり。
絶対本人には言わないけどね。
「ほら、並中見えてきたぜ?」
「うん、もうすぐだね。」
リボーンには今日日本に来ることを伝えてある。
それに合わせて並中に皆を集めてくれるているのだ。
「あ、、」
『ソラ!』
並中に着くとまぁ、予想はしてたけど、恭弥と骸が喧嘩しててそれを止めようとするツナ達。
そんな中僕に気付いたのか声を揃えて名を呼ばれた。
それがなんだか可笑しくてふふっと笑いながら答える。
「皆、久しぶり!」
「久しぶりだな、ソラ。元気そうで何よりだ。」
「ん、ありがとう、リボーン。ごめんね、心配かけて。」
「謝るな。言ったよな?」
ニコリと笑うリボーンに顔が引き攣る。
取り敢えず、頷き、ディーノの後ろに隠れる。
「リボーン、そう怒ってやるなよ。」
苦笑いを浮かべながらも止めてくれるディーノはやっぱり優しい。
「ソラ、久しぶり!」
「久しぶりなのな!」
「…久しぶり。」
穏やかな笑みを浮かべたツナとニコニコとした武、相変わらず仏頂面な隼人。
「うん、久しぶり!」
「記憶、戻って良かったよ。」
「ありがとう。」
ニコッと笑ってそう言うツナに僕もニコッと笑って返す。
ツナ達と話しているとクフフとあの独特の笑い声が聞こえそちらを
見れば骸とクロームが居た。
「ソラ、久しぶり。」
「久しぶりですね、無事で何よりです。」
「クローム、骸、ありがとう。」
ニコッと此方も穏やかな雰囲気だった。
「あの時は流石に驚きましたがね。」
「あ、うん、ごめんね。」
精神世界での事だろう。
あの時は必死だったからね。
そんな事を考えていると急にグイッと腕を引っ張られ驚きつつ相手を見れば恭弥だった。
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