storia 3 お出掛け
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あのお店を出た後、色々な所に行った。
で、今は帰り道。
「楽しかったか?」
「うん!凄く楽しかった!」
「そりゃよかったぜ。」
お互い笑いながら帰る。
これから会えなくなると思うと寂しい。
ずっと毎日顔を合わせてたのに会えなくなる。
「…ソラ?」
僕がうかない顔をしてるのが分かったのか心配そうに僕の名前を呼ぶ。
「いや、寂しいなって…。」
「クスッ…会えなくてもいつでも声は聞けるだろ?」
確かにそうだ。
電話さえすればいつでも声は聞ける。
だけど…。
「声を聞いたら会いたくなっちゃうじゃん。」
「まぁ…確かにな。」
どうやら、ディーノも同じ気持ちらしい。
「あ、そうだ。」
何かを思い出したようにポケットに手を入れ何かを取り出すディーノ。
「ほれ。」
「なに…?」
渡された小さな紙袋を見て聞く。
どこかで見たような…。
「開けてみろよ。」
「うん…。」
ゆっくりと袋を開ける。
中には…。
桜色の花とクローバーの付いたブレスレットとシンプルな指輪が入っていた。
「これって…。」
「お前のだ。いつでも身に付けとけよな?」
「うん、ありがとう!」
最初のお店で買った物だろう。
とても僕好みだ。
貰ったんだからディーノにもあげなきゃね。
小さな紙袋を取り出すとすぐに手渡した。
「はい!」
「サンキュー!」
ディーノのはシンプルな物だ。
てか、多分同じ種類ものだと思う。
ディーノにあげたのは黒のラインにオレンジのストーンが入ったもの。
僕のは白のラインに水色のストーンが入っている。
「どうも似た者同士みたいだね。」
「ハハ、そうだな。」
互いに指輪をしどっちからともなくキスをした。
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