storia 29 裏切り
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「ソラ、其奴から離れろ。」
「アルコ、バレーノ…、?」
小さな赤ん坊が主様に銃を向けている。
主様は、味方?
それとも、敵?
「…使い物にならないモノはイラナイ。」
小さな呟きが聞こえたと同時に左脇腹に痛みが走った。
「ッ、あ゙ぐ…!?」
『ソラっ!!』
皆が叫ぶ。
痛い、痛い、どうなっちゃうの?
やだよ、助けて、怖いよ!
倒れそうになったけど、誰かに支えられた。
「はぁ…はぁ…ッ!」
「ソラ!待ってろ、すぐに止血するから…ッ!」
キラキラの髪がぼやける視界の中で見える。
何処かで見た。
嗚呼、あの時、僕を助けてくれた、大切な、人。
「でぃ、の…ッ、…。」
僕は微笑み、すぐに気を失った。
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