storia 28 再会
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*ディーノ said*
階段を上がり、奥の部屋を目指した。
途中に部屋がいくつもあったが、リベルタの奴らが出て来ることはなかった。
そして、扉を開ければ、黒の尽くめの奴らが6人居た。
多分、中央に堂々と座っているのがソラの言ってた“主様”って奴だろう。
「ほう。此処まで来れるとは、見事だな。」
「ソラは何処なの?」
トンファーを構えつつ、問う恭弥。
だが、返ってきたのはやっぱりと思うような答えだった。
「はて。誰のことだ?その様な者は知らないな。」
「とぼけるな!此処に居るのは分かってるんだ。」
「そうですよ。大人しく吐きなさい。」
ツナと骸の言葉を聞き流すかの様に言う奴。
「いやはや、その様なデタラメで此処まで来るとは、な。」
表情は見えなくても手に取るように分かる。
絶対に馬鹿にしたように笑ってるだろう。
「デタラメだと?こっちは本人から聞いたんだ。デタラメなんかじゃない。」
「嗚呼、彼奴がこんな事で嘘なんかつかないだろうからな。」
俺とリボーンがそう言えば微かに空気が変わった。
「…お前達、さっさと始末しろ。」
『はっ!』
同時に周りにいた5人が攻撃してきた。
まぁ、数的にはこっちのが多いけどな。
それぞれ戦う。
俺の相手は分が悪い。
鞭に鎌は圧倒的に相手のが有利だ。
鎌で鞭が切られれば、お終いに近くなる。
それにしても、この鎌何処かで…。
そう考えながら、戦っていると相手が小声、なんとか聞き取れるくらいの大きさの声で発した。
「また会えるとは…今度は負けない。」
「っ!?」
その声には聞き覚えがある。
そう、それは…。
「ソラ!!」
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