storia 25 事実
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*リボーン said*
数時間前、暫く連絡が途絶えていたディーノから連絡が入った。
こっちでは全くと言うほど、収穫はなく、どうするべきか悩んでいた時だった。
ソラはどうやらイタリアにいるらしい。
そこまでなら、平然とそして、安心して聞けた。
だが、その後の言葉に耳を疑った。
「記憶がないだと?」
「嗚呼、どうやら、消されたみたいなんだ。一度は敵として、キャバッローネに来たが、その後、微かな違和感を感じたみたいで俺の所に一人で来たんだ。それで、これまでの事を教えたがまだ思い出せてはいないだろう。」
記憶を消された。
それでディーノと敵対。
有り得ないとは思ったが、ディーノの声色が冗談を言っているようには聞こえなかった。
「その消されたってーのは、誰がやったのか分かったのか?」
「嗚呼、一応、な。ソラが教えてくれた。リベルタファミリーっていうファミリーらしい。調べてみるとそこは掟に反した事ばかりしているみたいだ。」
リベルタファミリー。
聞いたことねぇな。
小規模ファミリーか?
それより、法に反した事ばかりってことは…。
「ソラが危ねぇじゃねぇか!」
「嗚呼、危険だ。だから、助けに行く。ソラに言ったからな。兎に角、リボーンに情報をっと思って連絡したんだ。」
何か分かり次第、連絡するとは言ってたからな。
それはいいとして、かなりヤバい状況下であることには変わりない。
「まぁ、そういうことだから、こっちで何とか…」
「待て。俺も行くぞ。」
「は…えぇ!?」
「うるせぇ、何驚いてやがる、へなちょこ。ソラは俺の可愛い弟子だ。そんなことになってて助けに行かねぇわけがねぇぞ。」
今となれば分かる。
ソラが
いつもより、弱気だったり、何かに怯えてるような素振りをしたり。
全部、そのリベルタファミリーが関係していたことなんだ。
ソラの過去は知らないがそいつらの存在がソラにとって、恐怖の対象だったんだろう。
「そういうわけで早い内にそっちに行く。明日、自家用ジェットをこっちに寄越せ。もしかしたら、オマケもついて来るかもしんねぇからな。」
「別に構わないが、オマケって…。」
「ツナや雲雀だ。ソラの事を話して一応止めはするがどうなるか分からねぇからな。」
彼奴等の事だ。
行くって言って聞きそうもない。
捜させるのは、止めたが今回は止められるか分からない。
これ以上じっとはしてないだろう。
実力の分からないマフィアと中学生とでは危険が伴うだろう。
まぁ、経験にはなるが。
「…分かった。そう手配しておく。」
「嗚呼、頼んだぞ。」
電話を切り、どう話すか思考を巡らせた。
*リボーン said 終*
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