storia 23 真実
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*ディーノ said*
お願いとまで言われたら、流石に弱い。
助けに行くということでそれ以上はどうにも出来なかった。
本当は行ってほしくなかったが。
ソラが言い残した情報。
今まで探していた情報だ。
「リベルタファミリー…。」
「ボス…。」
「嗚呼、調べてくれ。分かり次第、報告を。」
「分かりました、では。」
“失礼します”と言って出て行ったロマーリオ。
溜め息をつき、ベッドに寝転がる。
傷はちょっと深い為、まだ痛みが残っている。
「ソラ…。」
思い浮かぶのはソラの事ばかり。
やっと見つけたと思ったら、記憶を失ってて、他のファミリーにいた。
それを知った時、後悔と悔しさが襲った。
いつも隣りで笑ってくれていたソラが敵として目の前にいたから。
でも、完全に記憶が消えた訳じゃなく少しでも何かしら思い出したのか戻って来てくれた時は凄く嬉しかった。
だけど、ソラは真実を見極める為とか言って再び自分を犠牲にリベルタファミリーの所に行った。
怪我冴えして居なければ、力付くで止めることも、いや、一緒に行く事が出来たのに。
「はぁ…ダメだ。俺がこんなんじゃソラを助けてやれないよな。」
気合いを入れ、これからどうするかを考えた。
まずは奴等の情報を得て、リボーンに連絡。
その後、作戦を練ってソラを助けに行く。
その前に傷が治ればいいんだけどな。
まぁ、今出来る範囲のことをして備え一刻も早く助けよう。
「待ってろよ、ソラ。」
窓の外を見つめながら、呟いた。
*ディーノ said 終*
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