storia 22 記憶混濁
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「!ソラ、良かった。戻って来てくれたんだな…。」
「ボス、ソラは…ッ!」
ホッとしている彼と焦っている彼の部下。
戻って、ってことはやっぱり、僕はキャバッローネなのか。
「嗚呼、真実を知りたくて、ね…君が本当なのか、はたまた、主が本当なのか…。」
「!真実、だと?」
顔をしかめるロマーリオ。
君は知らないからね。
出来るなら、彼、ディーノと二人きりにして欲しいんだけど、無理だよね。
「真実、か…やっぱり、本当に記憶がないんだな?」
「嗚呼、主が言うにはちょっとした事故なんて言ってたけど、実際のとこ、分からないからね。」
「記憶が、ない、?」
真剣な顔でお互いに言う。
約一名分かっていないみたいだけど。
クスッと笑って二人に近付く。
「嗚呼、記憶がないんだ。だから、僕は君達の知る“僕”の事を聞きたいんだ。本当の真実を、教えてよ。」
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