storia 1 とある日
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「まぁ、兎に角、そういうことだから準備とか少しばたつくかもしれないが…。」
「大丈夫、仕事の調節とかは出来るから。」
「嗚呼、悪いな、急に。」
「いいよ、大事な事だし。」
気を取り直して言うディーノに落ち着き返す。
スケジュールが少し狂いそうだけど、どうにかなるでしょ。
それにしてもそのパーティー大丈夫かな?
一波乱起きそうで不安だ。
特に綱吉とか恭弥とか…。
考えただけで頭が痛くなりそう。
「ディーノ…。」
「ん?」
「…ボンゴレに不安要素があるんだけど。」
「…彼奴等まだ諦めてないのか。」
恐る恐る聞けば顔を顰めるディーノ。
そうなのだ。
綱吉は好意を持ってるのは確かでもまだマシなのだが隙あらばボンゴレに勧誘。
恭弥にいたっては会えば帰らせてくれない。
お陰でディーノの嫉妬深さと独占欲の強さが増してる気がするんだけど。
名前を出すだけで機嫌損ね兼ねないから。
そんな事を考えていればグイッと引っ張られ強く抱き締められる。
「ディ、ディーノ?」
「ソラは俺の。だから、誰にも渡さねぇ。」
小さくいつもより低い声で言うディーノに苦笑いを浮かべる。
離れるつもりはないけど不安に思うことがあるのだろう。
「大丈夫、僕はディーノとずっと一緒に居るから。」
「ソラ…。」
ポンポンと背中を軽く叩きながら言う。
嗚呼、本当に愛おしい。
そんな事を考えているとノックする音が聞こえ離れようとするもディーノが離してくれない上にそのまま返事する始末。
入ってきた人吃驚するよ?
「失礼しまー…ってボスなにやってるんですか!仕事はどうしたんですか!」
入ってきてそうそう驚きながらも叱るリコ。
うん、流石です。
「あー…もう少しで終わるよ。」
「さっさと終わらせて下さいよ。ロマーリオとお嬢がいながら何やってるんですか。」
「ごめんね、リコ。」
「悪い悪い。」
渋々僕を離し机へと戻れば仕事を再開するディーノ。
そして、軽くトバッチリを受ける僕とロマーリオ。
相変わらず、リコはしっかり者だよね。
僕も見習わなきゃな。
そう思いながら部屋に戻るとロマーリオとリコに伝え執務室を後にした。
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