storia 4 女子会と仲直り
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屋敷に着けば誰かしらと出会すかとも思ったが特に誰にも会わずクロームの部屋まで来た。
相変わらず綺麗な部屋だ。
「適当に座ってて。飲み物とお皿用意するから。」
「あ、僕も手伝うよ?」
「いいの。ゆっくりしてて。まだ体調優れないでしょ?」
荷物を置きながら用意に取りかかろうとするクロームに手伝うと言うも図星をつかれれば返す言葉がなく大人しくソファに座って待つ。
少しすれば用意が終わったのか戻ってきたクローム。
そして、僕の前に飲み物とケーキを置く。
「さ、食べましょう。」
「うん、いただきます。」
ケーキを一口口に入れれば広がる甘さ。
うん、やっぱりケーキは美味しいな。
無意識に頬が緩む。
「フフ、やっぱり、ソラは可愛いわね。」
「へ?!な、何言ってるのさ!そんなことない!」
にっこりと笑みを浮かべながら言うクロームに驚きつつ思いっきり否定する。
僕なんかが可愛いわけない。
可愛いのはクロームの方だ。
心の中で自己完結する。
「そういうところよ。」
「えぇ…。」
フフッと笑いながら言うクロームに眉を顰める。
絶対あり得ないのになぁと不服に思いながらもケーキを頬張る。
そして、他愛ない会話をしつつケーキを食べれば出先での出来事を忘れさせ時間があっという間に過ぎた。
「そろそろ帰ろうかな。」
「えぇ…泊まっていけばいいのに。」
「んん、そうしたいのは山々だけどまだ仕事があるからね。」
不服そうなクロームが可愛く思わずOKしたくなるも仕事の事を思い出せば抑える。
いや、急ぎのはないとは思うけど。
「じゃあ、また近いうちに連絡して。」
「勿論。」
「絶対よ?」
片付けをしながらも念押しされる。
仕事ばかりして時間取れないことが多いからしょうがないのだけど。
「さてと、今日はありがとう、クローム。」
「こちらこそ。でも、無理はダメよ。」
「う…それはごめん。」
片付けを終わらせ荷物を持ちお礼を言えば真剣な表情で痛いところを突かれる。
まあ、悪いのは僕だけど。
「分かればいいのよ。」
「うん、ありがとう。」
そして、部屋を出れば聞き覚えのある声がした。
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