storia 3 お出掛けと猫
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ボンゴレの屋敷に着けば既に準備万端なクロームと綱吉が居た。
「ソラ!」
「おはよ、クローム。それに綱吉。」
「おはよ。次いでみたいな言い方が凄くムカつくけど。」
僕の名前を呼びながら抱き着いて来たクロームを受け止めつつ二人に挨拶をすれば相変わらずの返し方をされた。
だって、今日は本当に次いでたもの。
「何か言った?」
「いいえ、何も。」
読心術を使ったのか真っ黒い笑みを浮かべる綱吉に僕も負けじと笑みを浮かべながら返す。
「それにしても本当に仕事終わるの早かったみたいだね。もう少しくらいかかるのかと思ってた。」
「ソラに会うためだもの、すぐに終わらせたわ。」
「いつもそれくらいやってくれると助かるんだけどね。」
一旦離れ僕の手を握りキラキラとした目で答えるクロームとやれやれと言わんばかりの呆れ気味の綱吉。
個性的な守護者ばかりのボスは大変なようで。
「他人事だね。」
「他人事だよ。僕のとこもそれなりに大変だけどそれより凄そうだなって。」
「強ち間違いではないよ。ソラが居てくれたらきっと今より遥かにマシなのに。」
良い提案じゃない?と言いたげな綱吉にキッパリと答える。
「生憎キャバッローネから離れる気はないので。傘下としてなら協力してあげるけど。」
「その言い方ムカつく。」
若干ムスッとする綱吉にフッと笑う。
そしたら、僕達のやり取りを聞いてたクロームが綱吉の味方になってしまった。
「私もボスの意見には賛成するわ。ソラ、ボンゴレに来てよ。」
「んー…ごめんね、クローム。時間がある時は行くからね?」
「ソラ…。」
そんな捨てられた子犬みたいな眼差しで僕を見ないで…!
悪い事してるみたいじゃん!
「いいぞ、クローム。そのまま承諾させて。」
「うん、勿論、ボス。」
調子に乗せようとする綱吉に従うように言うクローム。
協定を組まないでくれ!
なんでこういう時は確実に陥れようとするかな?!
「もう勘弁してよ…!どう言われようが僕はキャバッローネなの!」
『チッ』
泣きたくなりながらも言えば舌打ちする二人。
どんだけボンゴレに入れたいのよ。
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