storia 3 お出掛けと猫
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「ん…。」
何処からともなく聞こえてきた小鳥の囀りに重たい瞼をゆっくりと開く。
日差しの眩しさに顔を顰めるも肌寒さに掛け布団を被る。
やけに身体が怠く重く熱く頭痛を感じる。
昨日髪乾かさず布団も掛けず寝たから風邪でも引いたかなと思いながら掛け布団を整えベッドから降り戸棚にある救急箱から薬を探す。
「はぁ…。」
溜め息を吐きつつ薬を見付ければそれを水で飲む。
少しすれば治るだろう。
そう思いながら机にある仕事の資料に目を通す。
特に急ぎの仕事は無さそうだな。
期限を見つつ考える。
「そう言えば、昨日の報告書…。」
ふと思い出せばぽつりと呟きつつ昨日の出来事を思い出してしまった。
顔合わせ辛いな…。
はぁあ…と深い溜め息を吐きながら椅子に座れば報告書を仕上げる。
執務室に行くタイミングでロマーリオにでも会わないかな。
そんな事を考えながらも数分もすれば完成した報告書。
適当に着替えを済ませ必要な物だけを持ち部屋を出る。
「そうだ、クローム、非番だったりしないかな…。」
良いこと思い付いたと言わんばかりに呟きさっさと執務室に向かう。
「お嬢、おはようございます。」
「あ、リコ。おはよ、ボスは執務室に居る?」
「ボスなら仕事で少し出るって言ってましたよ。」
「そっか、ありがと。」
途中でリコと出会しディーノのことを聞けば居ないことを知り内心安堵する。
執務室に着けば一応ノックしてから入るも案の定誰も居ない。
ラッキーと思いながら報告書を机に置けばなるべく誰にも会わないようにしながら屋敷を出た。
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