ジャスミン茶【巽瑛一】
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「もーーーーーーーーーっ」
今日も唯は元気が余っているようだ。
「唯、どうしました?」
「ううううっちょっとオケで曲への解釈とか……色々意見が分かれたりとか……他校生とか芸能活動してるとか!!スケジュールが合わなかっったりとか!!うまくいかなーーーーい……と思っててハハハハハ」
「それでオケを飛び出した?」
「いいじゃない息抜きに巽のお店に来たって」
ぷいっと頬を膨らませる可愛い恋人を巽は贔屓目に見ても愛らしいなと自然と微笑んだ。
「あっ!!馬鹿にした?」
「そうですね……どうぞお掛けくださいジャスミンの花茶を淹れましょう」
「もう!またお茶とお菓子で懐柔しようとしてる!!」
「フフ私にとってそちらのオケの揉め事は何の意味もありませんよ……まぁ揉めている間にもグランツは粛々と最終予選にむけて邁進しますのでそちらの揉め事はグランツにとって益であるような気はしますが?」
「チャンスとか思ってるでしょう?!巽がそんなセコイ人間だったなんて」
「目的のためには手段は選ばない……当たり前の事かと?」
「そうゆうのは良くないよ!でも残念でした~うちは去年みたいにスカウトに乗るような人はいないからね!!去年とは結束力が違うの」
ひとしきり話した朝日奈が試飲席に腰を掛ける。
すかさず巽がティーカップ朝日奈の前に置いた。
「どうぞジャスミンの花茶ですリラックス効果があり落ち着きますよ、菓子はエッグタルトはいかがですか?」
「はううぅ……エッグタルト好き!」
「お好きでしょう?お土産に持って帰るくらいありますよ」
「いいの?!」
朝日奈はジャスミン茶を一口飲んでから嬉しそうにエッグタルトを齧る。
「んんん~前とは違う味がする……巽?違う店なの」
「おや味の違いが分かる?あなたは本当にいやしん坊ですね」
「分かるよ!!はぁ……幸せ」
「落ち着きましたか?」
「うん……」
「ここに寄ったのは大方の妥協点もしくは解決策が見えたからでしょう?」
「うん」
「急にしおらしくなられましたね」
「うん……吐き出したからすっきりしちゃった」
「フフ、ジャスミン茶の鎮静効果ですね」
「違うよ?巽効果だよ」
巽を見上げる朝日奈の薄茶の瞳に巽は一瞬捕らわれた。
「私にそんな効果が?」
「恋人だもんあって普通だと思う」
「フフではあなたを癒した褒美をいただいても?」
巽の長い指が朝日奈の顎をクイと持ち上げる。
「これってご褒美なのかな?」
「唯?目を閉じてください」
「だって巽のキスは私も……んっ」
話を続けようとする朝日奈の唇を巽は強引奪う、スイッチの入った巽の口付けはいつも濃厚かつ執拗だ。
『ん……巽の変なスイッチ入れちゃった??やだこれ帰れないかも……』
朝日奈は心地よい口付けに酔わされながらぼんやりとそう思った。
おしまい
今日も唯は元気が余っているようだ。
「唯、どうしました?」
「ううううっちょっとオケで曲への解釈とか……色々意見が分かれたりとか……他校生とか芸能活動してるとか!!スケジュールが合わなかっったりとか!!うまくいかなーーーーい……と思っててハハハハハ」
「それでオケを飛び出した?」
「いいじゃない息抜きに巽のお店に来たって」
ぷいっと頬を膨らませる可愛い恋人を巽は贔屓目に見ても愛らしいなと自然と微笑んだ。
「あっ!!馬鹿にした?」
「そうですね……どうぞお掛けくださいジャスミンの花茶を淹れましょう」
「もう!またお茶とお菓子で懐柔しようとしてる!!」
「フフ私にとってそちらのオケの揉め事は何の意味もありませんよ……まぁ揉めている間にもグランツは粛々と最終予選にむけて邁進しますのでそちらの揉め事はグランツにとって益であるような気はしますが?」
「チャンスとか思ってるでしょう?!巽がそんなセコイ人間だったなんて」
「目的のためには手段は選ばない……当たり前の事かと?」
「そうゆうのは良くないよ!でも残念でした~うちは去年みたいにスカウトに乗るような人はいないからね!!去年とは結束力が違うの」
ひとしきり話した朝日奈が試飲席に腰を掛ける。
すかさず巽がティーカップ朝日奈の前に置いた。
「どうぞジャスミンの花茶ですリラックス効果があり落ち着きますよ、菓子はエッグタルトはいかがですか?」
「はううぅ……エッグタルト好き!」
「お好きでしょう?お土産に持って帰るくらいありますよ」
「いいの?!」
朝日奈はジャスミン茶を一口飲んでから嬉しそうにエッグタルトを齧る。
「んんん~前とは違う味がする……巽?違う店なの」
「おや味の違いが分かる?あなたは本当にいやしん坊ですね」
「分かるよ!!はぁ……幸せ」
「落ち着きましたか?」
「うん……」
「ここに寄ったのは大方の妥協点もしくは解決策が見えたからでしょう?」
「うん」
「急にしおらしくなられましたね」
「うん……吐き出したからすっきりしちゃった」
「フフ、ジャスミン茶の鎮静効果ですね」
「違うよ?巽効果だよ」
巽を見上げる朝日奈の薄茶の瞳に巽は一瞬捕らわれた。
「私にそんな効果が?」
「恋人だもんあって普通だと思う」
「フフではあなたを癒した褒美をいただいても?」
巽の長い指が朝日奈の顎をクイと持ち上げる。
「これってご褒美なのかな?」
「唯?目を閉じてください」
「だって巽のキスは私も……んっ」
話を続けようとする朝日奈の唇を巽は強引奪う、スイッチの入った巽の口付けはいつも濃厚かつ執拗だ。
『ん……巽の変なスイッチ入れちゃった??やだこれ帰れないかも……』
朝日奈は心地よい口付けに酔わされながらぼんやりとそう思った。
おしまい
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