転機
「ははっ、またナニソレうける」
「もーやだー!!」
女子の甲高い声が校舎内に響く。たまに部活動に勤しんでいる声がちらほら聞こえる。まさに放課後の1ページだ。私はごく普通の、女子高生。帰宅部。特筆することは特になし。ありふれた何の記録にも残らないような存在だ。目立たないようこっそり校舎を抜ける。どうせ帰ったらまた勉強だ。面倒くさいが一緒に寄り道して帰るような友人がいるわけじゃないので仕方ない。
ーそんなくだらない事を考えながら歩く道がまさかあんな非日常のスタートだとは思いもしなかったー
「もーやだー!!」
女子の甲高い声が校舎内に響く。たまに部活動に勤しんでいる声がちらほら聞こえる。まさに放課後の1ページだ。私はごく普通の、女子高生。帰宅部。特筆することは特になし。ありふれた何の記録にも残らないような存在だ。目立たないようこっそり校舎を抜ける。どうせ帰ったらまた勉強だ。面倒くさいが一緒に寄り道して帰るような友人がいるわけじゃないので仕方ない。
ーそんなくだらない事を考えながら歩く道がまさかあんな非日常のスタートだとは思いもしなかったー