日記

読書日記『吸血鬼と愉快な仲間たち』

2024/02/07 23:11
神と神によるコラボだ!
原作の小説が木原音瀬、漫画の作画は羅川真里茂!(敬称略)

『吸血鬼と愉快な仲間たち』のコミカライズ化を目にしたとき大興奮した。大好きな小説が、最高の描き手により漫画化される事実に震える。もうこれは神と神のコラボ!最強タッグじゃないか!?と。

原作の小説は絶版していたが、漫画化により文庫本で再刊行というのも嬉しい。現在、文庫本は4巻まで出ている。心の中で叫んだ。ありがとう!幸せをありがとう!
以前のシリーズで5巻まで出ていたはず(うろ覚えである)……これは続きも期待できるかとドキドキソワソワする。

昔ハマった小説や漫画は、今なお忘れがたく、再刊行に手が出てしまうくらいには好きなままだ。当時、夢中で読んだ自分を思い出す。今読んでも夢中になれる。挿絵もそのままで嬉しい。このシーン好きだな、も覚えている。文庫本の追加エピソードは喜びしかない。そういえば漫画本にも、巻末に小説の追加エピソードがあって歓喜した。

漫画は羅川真里茂先生の作画だ。美しい!この一言に限る。読めて良かった……この漫画を読める日まで生きてて良かった……と強く思う。愛にあふれている。
羅川先生の有名な作品だと『赤ちゃんと僕』だろうか。私は短編の『僕から君へ』(白泉社文庫)が好き。BLでは『ニューヨーク・ニューヨーク』を推す!

木原音瀬先生を初めて読んだのは『箱の中』で、衝撃だった。当時の私はBL読まず嫌いな感じだったのだが、価値観が変わった。BLだとかジャンルだとか、そういうのに縛られて読まないなんて、もったいない!良いものは良い!と思ったのだ。
そういう作品との出会いは、本当にありがたいものだ。

長々と書いてきたが、最後に一言でまとめるなら。
愛です、愛!
と、釜じいのようなことを言って終わる。

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