青い花束
「おいけーこ!」
後ろを振り返るとスーツを見に纏った幽助が立っていた。その手に持っているのは、沢山の青いバラ。
「え…?どうしたのよ急に」
「あー…なんだ。そのー…」
目線をあちらこちらに泳がせて、頭の裏を掻く仕草は照れてた時の彼の癖。
「あ、もしかしてホワイトデー?」
「!そ、そうだよ。礼くらいはしねーとな」
「幽助がそんなこと覚えてるなんて。明日槍でも降らなきゃいいけど」
「ったく。たまには素直に『ありがとう幽助愛してるわ』ぐらい言えねーのかよっ」
「ハイハイ、愛してるわよー」
「にゃろう…」
いつもの言い合いになってしまうあたしたちだけれど、ホワイトデーに花束をプレゼントしてくるなんてらしくない。らしくないけど、正直とても嬉しくてついつい可愛くない言葉が出てきてしまう。たまには素直になろっかな。
「ありがと、幽助。」
「っ!?」
そう言って幽助の頬にキスをすると、キスした場所を手で押さえながら驚いた顔してあたしを見つめてくる。
「なによ」
「いや、別に」
「あんたが、たまには素直にって言ったんじゃない」
「そうだけどよ」
思わぬキスに照れている幽助を見てるのはなんだが新鮮で。すると何かを思いついたときのような表情をした後、急に真面目な顔になる。
「螢子」
「なによ?」
「次はここに」
そう言って指を刺した先はー…
バキッ
「いってー!!なにすんだこのアマ!」
「調子に乗るな!!」
たまには素直になると滅多に見られないものが見れていいかもだけど、調子の乗らせすぎるには要注意。
後ろを振り返るとスーツを見に纏った幽助が立っていた。その手に持っているのは、沢山の青いバラ。
「え…?どうしたのよ急に」
「あー…なんだ。そのー…」
目線をあちらこちらに泳がせて、頭の裏を掻く仕草は照れてた時の彼の癖。
「あ、もしかしてホワイトデー?」
「!そ、そうだよ。礼くらいはしねーとな」
「幽助がそんなこと覚えてるなんて。明日槍でも降らなきゃいいけど」
「ったく。たまには素直に『ありがとう幽助愛してるわ』ぐらい言えねーのかよっ」
「ハイハイ、愛してるわよー」
「にゃろう…」
いつもの言い合いになってしまうあたしたちだけれど、ホワイトデーに花束をプレゼントしてくるなんてらしくない。らしくないけど、正直とても嬉しくてついつい可愛くない言葉が出てきてしまう。たまには素直になろっかな。
「ありがと、幽助。」
「っ!?」
そう言って幽助の頬にキスをすると、キスした場所を手で押さえながら驚いた顔してあたしを見つめてくる。
「なによ」
「いや、別に」
「あんたが、たまには素直にって言ったんじゃない」
「そうだけどよ」
思わぬキスに照れている幽助を見てるのはなんだが新鮮で。すると何かを思いついたときのような表情をした後、急に真面目な顔になる。
「螢子」
「なによ?」
「次はここに」
そう言って指を刺した先はー…
バキッ
「いってー!!なにすんだこのアマ!」
「調子に乗るな!!」
たまには素直になると滅多に見られないものが見れていいかもだけど、調子の乗らせすぎるには要注意。
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