親愛度があがらない
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オスマンの面々が街から帰ってきたのは、とびきりのハーブキャンディが完成した日のことだった。
「おや、マスター。ひさしぶりだね」
マフムトが寝返りをうつと、襟からルビーとエメラルドがこぼれた。褐色の頬を、白い髪と森の木漏れ日がなでていく。
オスマン勢は全員がアイテムドロップ率UP持ちだ。つねづね親愛度を上げたいと思ってはいたのだが、彼らは貴銃士になって間もないころから物資の調達や交渉へ行くことが多く、基地にいることが稀だった。飴を渡すのは初めてだ。
少々緊張しながらも胸をはって自信作をさしだす。
「ほう、余に飴をくれるのか」
パラフィン紙を解いたマフムトは、白いまつ毛にふちどられたオッドアイを見ひらいた。
「これが飴? 信じられんなぁ。余の宝石に劣らぬ美しさだ」
鮮やかなミント色に輝くキャンディは、メディック秘伝のブレンドハーブをベースに、特製の食紅でカラーリングしてある。味の方ももちろん抜群。アロマを生かして甘さを控えてあるため、どれだけでも食べられる。親愛度あげのため大量の飴を詰めこまれる貴銃士たちに優しい一品だ。
口に含むと、マフムトはいっしゅん妙な顔をした。そしてニコニコとほほえんだ。
「余にいたずらをしかけるとは悪い子だ。これは飴ではないね」
どう食べても飴だろう。
ストレートに伝え、もう一粒にぎらせると、マフムトは悲しげに白い眉を寄せた。
「こんなものを押しつけられるとは……余はマスターに嫌われているのかな?」
どういう理屈でそうなるのか。尋ねるより先に、マフムトはしょんぼりと立ち去ってしまった。
マフムト:親愛度+0
「おや、マスター。ひさしぶりだね」
マフムトが寝返りをうつと、襟からルビーとエメラルドがこぼれた。褐色の頬を、白い髪と森の木漏れ日がなでていく。
オスマン勢は全員がアイテムドロップ率UP持ちだ。つねづね親愛度を上げたいと思ってはいたのだが、彼らは貴銃士になって間もないころから物資の調達や交渉へ行くことが多く、基地にいることが稀だった。飴を渡すのは初めてだ。
少々緊張しながらも胸をはって自信作をさしだす。
「ほう、余に飴をくれるのか」
パラフィン紙を解いたマフムトは、白いまつ毛にふちどられたオッドアイを見ひらいた。
「これが飴? 信じられんなぁ。余の宝石に劣らぬ美しさだ」
鮮やかなミント色に輝くキャンディは、メディック秘伝のブレンドハーブをベースに、特製の食紅でカラーリングしてある。味の方ももちろん抜群。アロマを生かして甘さを控えてあるため、どれだけでも食べられる。親愛度あげのため大量の飴を詰めこまれる貴銃士たちに優しい一品だ。
口に含むと、マフムトはいっしゅん妙な顔をした。そしてニコニコとほほえんだ。
「余にいたずらをしかけるとは悪い子だ。これは飴ではないね」
どう食べても飴だろう。
ストレートに伝え、もう一粒にぎらせると、マフムトは悲しげに白い眉を寄せた。
「こんなものを押しつけられるとは……余はマスターに嫌われているのかな?」
どういう理屈でそうなるのか。尋ねるより先に、マフムトはしょんぼりと立ち去ってしまった。
マフムト:親愛度+0
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