ずるいって、そういうこと
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食堂裏へさしかかると、煙草のにおいがした。
朝日に目を細めたタバティエールが片手をあげる。
「よお、マスターちゃん」
煙草をもみ消して、彼はマスターの抱えた荷物を代わりに持った。
「こんな重い書類、よく運んできたねぇ。女の子には重労働だっただろ?」
その重労働を引き受けてくれたことに、マスターは礼を言った。
「おいおい、よしてくれよ。マスターちゃんはおれらの要なんだ。支えるのは当たり前だ」
無精ヒゲの生えた口元が微笑む。
もういちど「ありがとう」を伝えると、タバティエールの笑みが苦笑に変わった。
「あんまり褒められてもなぁ。くすぐったくて苦手なんだわ」
朝日に目を細めたタバティエールが片手をあげる。
「よお、マスターちゃん」
煙草をもみ消して、彼はマスターの抱えた荷物を代わりに持った。
「こんな重い書類、よく運んできたねぇ。女の子には重労働だっただろ?」
その重労働を引き受けてくれたことに、マスターは礼を言った。
「おいおい、よしてくれよ。マスターちゃんはおれらの要なんだ。支えるのは当たり前だ」
無精ヒゲの生えた口元が微笑む。
もういちど「ありがとう」を伝えると、タバティエールの笑みが苦笑に変わった。
「あんまり褒められてもなぁ。くすぐったくて苦手なんだわ」
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