6.答え
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剣心に奥義で敗れた縁は納得がいかず 剣心に歩み寄ってきた。
その時、縁によって気絶されられていた黒星が復活しており、剣心の肩を銃撃した。
「「「!!」」」
琴乃たちは目を見開いて驚いた。
狂った黒星は、皆殺しにしようと 再び銃を構えた。
「駄目ッ!!」
薫は剣心を庇う様に両手を広げて立ち塞がった。
剣心を庇う薫に巴の姿を見た縁は、黒星が引き金を引くより速く殴り倒し、止めを刺そうとした。
が、剣心に拳を止められた。
「もう人が“殺す”のも 殺されるのも御免だ。 誰一人たりとて死なせはしない!」
「!」
「もう終わりにするんだ 縁…。 このまま続けば やがてお前は 巴の笑顔を永遠に失ってしまう………」
縁の拳を放した剣心は縁の横を歩き出した。
「薫殿を 守ってくれて…ありがとうでござる―――…」
縁は両膝を付いた。
「違う!! 俺が…守りたかったのは…本当に守りたかったのは――…」
縁は涙を流した。
「………ちくしょう! ちくしょう………」
薫のもとに帰ってきた剣心は、疲労と怪我により 薫にもたれ掛かった。
――その後、巴の日記を受け取り 警察に連行されていった縁は、警察の船から脱走し 姿を眩ませて、京都の貧民街で実の父親であるオイボレと再会していた―――…
東京に帰ってきた剣心と薫は京都へ、巴の墓参りに行った。
その頃、斎藤の北海道への異動話が出ていた―――…
――そして 剣心と弥彦の傷が癒えた頃、恵が会津に帰る事にし、一週間後 東京を経つ事となった。
その話は、通院している琴乃も聞いた。
「恵さん いなくなってしまうんですね…」
「…ごめんなさいね。 赤ちゃん 最後まで診てあげられなくて…」
琴乃は首を横に振った。
「恵さんには感謝しています。 言葉で表せないくらいに―――…」
小国診療所を後にした琴乃は、警視庁に向かっていた。
その時、警視庁の前で 新市に斎藤への手紙を託そうとしている剣心を見かけた。
「剣心さん こんな所でどうしたんですか?」
「!」
剣心は振り向いた。
「…琴乃殿…」
「緋村先生から 藤田警部補宛の手紙を預かったのですが…、緋村先生なら入ってもいいと思うんですけど…」
「ええ。 私も五郎様の所へ向かいますので 良かったらご一緒しませんか?」
「…いや…。 拙者はここで大丈夫でござる…」
琴乃殿に余計な心配を掛ける訳には……
その後、剣心は去っていった。
「どうしたんですかね 緋村先生?」
「………」
新市から 剣心の手紙を預かった琴乃は 斎藤の部屋にやって来た。
「只今戻りました」
「早かったな」
「もうすぐ体調も安定してくるそうです」
琴乃は嬉しそうに笑った。
「そうか」
斎藤も穏やかな表情をした。
その後、琴乃はソファに座っている斎藤に手紙を渡して、斎藤の横に座った。
「――――……」
斎藤は手紙を読み始めた。
「琴乃」
「はい?」
「内容を見たか?」
「いいえ。 そのまま持ってきたので…」
「………」
「……一様…?」
斎藤は話しかけてきた張に手紙を飛ばした。
手紙を受け取った張は打粉で鼻をホジホジしながら内容を読んだ。
そして 驚きの内容にズブっと奥まで差し 鼻血が流れ落ちた。
「張さん 鼻血!」
「あんさん…コレ…」
「フ。 面白いだろ」
「冗談こいてる場合やないで…。 いよいよついに――…」
手紙の内容は、体調により 四、五年以内に飛天御剣流が撃てなくなる為、決着をつけよう旨だった――…