ゼロの執行人 【完結】
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アイリス達が警視庁へ向かっている頃、警視庁へ向かう道路ではIoTテロが発生しており、車が次々と衝突していった。
「IoTテロか!?」
安室は横目でアイリスを見た。
「アイリスさん しっかり掴まっていて下さい!」
「うんっ!」
安室とコナンは次々と衝突していく車を上手くかわしていった。
が、コナンの方へ上の道路から衝突された車が飛んできた。
「っ!」
「コナン君っ!!?」
「アイリスさん 伏せてっ!!」
「!?」
安室の腕によってアイリスは 頭を下に抑えられた。
その瞬間、安室はRX-7をコナンへ飛んできた車に空中で体当たりさせて 弾いた。
コナンは止まった。
「安室さんっ!!? アイリスさんっ!!?」
そして 青ざめた顔で名前を呼んだ。
安室はすぐにRX-7を警視庁へ向かう道路に戻した。
そして、安室はヒビが入り見えにくくなったフロントガラスを腕で割った。
「行けっ!!」
コナンは頷いて 再び警視庁に向かった。
その後を安室のRX-7が追いかけた。
「アイリスさん お怪我はないですか?」
「平気だよ」
安室は安堵の表情をした。
「…すみません…危険な目に遭わせてしまって…」
「うううん。 それより今は…」
アイリスは正面を見た。
「犯人を止めないと…!」
その頃、阿笠邸では灰原たちが無人探査機 “はくちょう”のニュースを見ていた。
コナンは阿笠博士に電話して “はくちょう”の大気圏突入があと1時間弱である事を聞いた。
「コナン君 やはり犯人は」
「ああ。 NAZU(ナズ)に不正アクセスして、落とすつもりだ!」
…しかし 一体どこに!?
「!?」
アイリスは目を見開いて驚いた。
「…まさか」
安室は空を見上げた。
「空からとは…」
一方、警視庁へ小五郎を迎えに行った蘭たちは小五郎と数日ぶりの感動の再会をしていた。
そこに アイリスのメールを見た、沖矢に変装している赤井がやって来た。
「昴さん!?」
「どうして ここに?」
「アイリスさんから連絡がありまして、自分の代わりに毛利さんの顔を見て来て欲しいと――」
その後、園子は新一に送ろうと、蘭たちの感動シーンを撮影しようとした時、警視庁内の電気が切れた。
犯人が動き出すか――…
沖矢に変装している赤井はアイリスに状況のメールを送った。
非常用の電源も破壊され パソコンのモニターの光が照らしているだけとなった捜査会議の部屋へ白鳥刑事がやって来て、NAZU(ナズ)の無人探査機 “はくちょう”への不正アクセスがあった事を報告した。
安室は風見からの電話で“はくちょう”の状況を聞いていた。
そして、風見から “はくちょう”の耐熱カプセルの落下位置が警視庁である情報が伝えられた。
「何て事だ! コナン君!」
安室は携帯をコナンに見せた。
「!」
やはり 犯人の狙いは……警視庁!!
「っ!?」
秀たちが危ないっ!
停電で暗くなっている捜査会議の部屋では騒然となっており、警視庁1km範囲内は即時避難する事になった。
NAZU(ナズ)が地上局から“はくちょう”へ送る信号は特定のコードで暗号化されているが、そのコードを犯人に変更されてしまった為、メモリーの書換えが出来ない旨が風見から伝えられた。
「変更したコードを聞き出さないと!」
「その為に協力者になって欲しい」
安室はコナンが風見に仕込んで 安室自身が指で潰した盗聴器を見せた。
「こんな凄い物を開発する博士に!」
「…何をするの?」
安室はコナンを見た。
「死んだ人間を蘇させるのさ」
安室はアイリスとコナンに作戦を話した。
阿笠博士は安室の作戦に従い ドローンを飛ばしたが、フラフラしていた。
そこに光彦たちがやって来て 操縦を代わった。
その頃、沖矢に変装している赤井は蘭たちと共に 避難する為に警察車両へ乗り、“エッジ・オブ・オーシャン”の“カジノタワー”に向かっていた。
沖矢に変装している赤井はアイリスにその旨のメールを送った。
アイリスはそのメールを確認した。
秀と一緒なら 蘭ちゃん達はきっと大丈夫。
あとは犯人を捕まえるだけ…!