3.ハニートラップ
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沖矢に変装している赤井はアイリスを連れて カフェにやって来た。
そして、沖矢に変装している赤井は席に着こうとはせず、外を見る為 そのまま窓際へ向かった。
「……昴さん?」
アイリスは不思議そうに沖矢を見ていた。
沖矢に変装している赤井は、米花百貨店の向かいのホテルの前に移動していた黒のポルシェ 356Aとホテルの1つの部屋の中からライフルを構えたキャンティを見つけ 不敵な笑みを浮かべた。
「あ、あの…お客様?」
沖矢に変装している赤井は声を掛けてきた店員さんに謝った。
「行きましょう アイリスさん」
「……はい」
沖矢に変装している赤井はアイリスの手を引いて カフェを後にした。
アイリスと沖矢に変装している赤井がフロアに戻ると、ちょうどその時 小五郎の携帯に知らないアドレスからメールが来た。
小五郎がメールを確認した時、コナンが腕時計型麻酔銃で小五郎を眠らせ 蝶ネクタイ型変声機で小五郎の声に変えて推理を披露し始めた。
「……小五郎さん…?」
眠りの小五郎を初めて見たアイリスは驚いた。
小五郎の声で話しているコナンは 爆弾犯が爆弾を体に巻かれている福西自身で、自作自演である旨を言い、13枚の赤いTシャツの送り主がフィットネス売り場のレジ係である瀬田である旨を言った。
瀬田の父親は13年前の雪山で一般市民に殺された登山家の丸岡大策だった。
そして、小五郎の声で話しているコナンは、13枚の赤いTシャツが手旗信号になっていて “ウメタノミタヨ”と表している事を言った。
それに対し、福西は反論したが、墓穴を掘り 13年前の殺人と爆弾騒動の罪を認めた。
爆弾事件は解決に至ったが、コナンの中に 小五郎へメールを送ってきた送り主の疑問が残った。
コナンの表情が気になって 話しかけてきた蘭にその旨を話すと、蘭はメールの送り主へ“ありがとう”と送った。
すると、近くにいた1人の男性の携帯が鳴った。
蘭はその男性に話しかけたが、覚えがなく、さっき携帯を拾ってくれた 黒い帽子を被った右の頬に火傷の痕がある 目つきの悪い男の事を話した。
コナンはその右の頬に火傷の痕がある男を追いかけて 慌ててエスカレーターで下の階へ降りた時、ジョディに背中を掴まれた。
“アイリスさんの気になっていたバックを見にいきましょうか――?”
アイリスと沖矢に変装している赤井も下の階へ降りてきていた。
「どうして 私がこのバックを気になっていた事に気づかれたんですか?」
「百貨店に入って この道を通った時、少しの間 じっと見てられましたから」
「!」
恥ずかしい…
「折角ですから お店の中に入りま…」
ドン
その時、沖矢に変装している赤井と右の頬に火傷の痕がある赤井に変装している安室を追いかけていたジョディがぶつかった。
「すみません…。 大丈夫ですか?」
沖矢に変装している赤井は転んでしまったジョディに手を差し伸べた。
「ジョディさん?」
「アイリスさん!?」
ジョディは驚いた。
「…でも、過失の割合は50:50です…」
「……っ!?」
“50:50” その言葉 どこかで…
アイリスは頭に激痛が走り 頭を抱えた。
再び 右の頬に火傷の痕がある赤井に変装している安室を追いかけ ジョディが去っていった。
「お待たせしました。 お店に入り… !?」
沖矢に変装している赤井はアイリスへ振り返った時、気を失いかけていたアイリスは倒れそうになった。
「! アイリスさん!?」
沖矢に変装している赤井はアイリスを抱き留めた。
アイリスは気を失っていた。
頭のどこかで 俺の言葉を覚えていてくれていたのか?
沖矢に変装している赤井は微笑して アイリスを抱き上げた。
【…昴さん?】
「!」
沖矢に変装している赤井は振り向いた。