3.ハニートラップ
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
沖矢に変装している赤井はジョディの飲みかけのアイスティーのコースターの裏にメッセージを書き残して アイリスと共にカフェを後にした。
「昴さん さっき何をされたんですか?」
沖矢に変装している赤井は人差し指を唇につけた。
「秘密です」
「………?」
アイリスは首を傾げた。
アイリスと沖矢に変装している赤井は上のフロアにやって来て 店員に話を伺っていた。
その時、アイリスと沖矢に変装している赤井は、13枚の赤いTシャツの送り主を突き止めないと爆発させると言う爆弾事件に巻き込まれ、今のフロアから身動きが取れなくなった。
「!」
コナン君たちだ!
コナン達がいる事に気付いたアイリスは コナン達の方へ向かおうとした。
が、沖矢に変装している赤井に腕を掴まれた。
「……昴さん?」
沖矢に変装している赤井は首を横に振った。
「………」
アイリスは頷いた。
パニックになった客たちはフロアから逃げ出そうとしたが、エレベーターの前や階段の前に置かれた 爆弾が入った紙袋から煙が出た。
そして、小五郎のひと言により 客は冷静を取り戻した。
コナンと小五郎は13枚の赤いTシャツの謎を解明し始めていた。
ジョディとキャメルはカフェの店員に右の頬に火傷の痕がある男の事を聞いていた。
その頃、米花百貨店の向かいの路地に黒のポルシェ 356Aが停まっており 中にはジンとウォッカ、拳銃を突きつけられているキールこと 水無が乗っていた。
また、向かいのホテルではライフルを構えたキャンティと米花百貨店の地下の出口にはコルンが待機していた。
コナンと蘭は13枚の赤いTシャツを折り目に沿って折り、暗号に気づいたコナンは奥にあるレジの小部屋のパソコンで12月29日の雪山の遭難事故について調べ、送り主の狙いを理解したコナンは部屋を後にした。
「ちょっと失礼…」
沖矢に変装している赤井は前に立っていた女性に少し退いてもらい 元々付いていた折り目に沿って折られている13枚の赤いTシャツをよく見た。
「………」
やはり 雪山か…
沖矢に変装している赤井は携帯を取り出した。
「……手旗信号…?」
「!」
沖矢に変装している赤井はアイリスを見た。
推理力は健在の様だな
「よく気づき… !」
その時、少し離れた所で13枚の赤いTシャツを凝視している、右の頬に火傷の痕がある赤井に変装している安室がいる事に気付いた。
「アイリスさん こちらへ」
今の彼女に あの俺の姿を見せる訳にはいかない…
沖矢に変装している赤井はアイリスの腕を掴んだ。
「?」
そして 沖矢に変装している赤井はアイリスを連れてその場を離れた。
なんだろう…?
…この人に触れられると なぜか胸が苦しくなる―――……
右の頬に火傷の痕がある赤井に変装している安室が視線に気づき その方を見たが、アイリスと沖矢に変装している赤井は既に立ち去った後だった。
右の頬に火傷の痕がある赤井に変装している安室が辺りを探しているのを見て 沖矢に変装している赤井は不敵な笑みを浮かべた。
「!」
沖矢に変装している赤井は 自分の腕を強く掴まれている事に気付き アイリスを見た。
「…アイリスさん?」
「………」
「アイリスさん?」
「!」
アイリスははっとして 沖矢を見上げた。
「…大丈夫ですか?」
「……!」
アイリスは沖矢の腕を強く掴んでいる事に気付いた。
「ご ごめんなさい…っ!」
アイリスは沖矢の腕を放そうとしたが 放せなかった。
沖矢に変装している赤井はアイリスの手を握った。
「!」
「…少し 震えてますね。 怖いですか?」
「………」
アイリスは首を横に振った。
怖くはない
昴さんが傍に居てくれてるし…
…でも…この手を放すのが怖い……
沖矢に変装している赤井はアイリスに笑いかけた。
「大丈夫ですよ。 僕が傍にいますから」
そう言って 沖矢に変装している赤井は安心させる様に アイリスの手を強く握りしめた。
「……昴さん…」
アイリスはほっとして 微笑み返した。