2.スウィートデビル
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アイリスと赤井は順番にアトラクションを制覇していった。
「じゃあ 次は… !」
その時 急に大雨が降ってきた。
「あそこの建物に入ろう」
「うん」
アイリスと赤井は建物の屋根で雨宿りしていた。
「結構 濡れたな…」
「…そうだね」
アイリスと赤井はハンカチで雨で濡れた体を拭いた。
「きっと 通り雨だろうな…」
「今 並べばかなり空いてそうだね!」
「…やめておけ。 風邪を引くのがオチだ…」
「…そうだよね」
アイリスは大雨に打たれているパーク内を見た。
「…なんか…」
「ん?」
「…秀に会った時のことを思い出すな……」
アイリスは赤井の体に寄り添った。
アイリスは赤井を見た。
「秀に会った時も こんな大雨が急に降ってきた日だったよね…?」
「…ああ」
「…秀と会ってから もうすぐ2年。 付き合ってからは1年半経つんだ…。早いね…」
「…そうだな」
そう言うと 赤井は大雨に打たれているパーク内を見た。
「…秀……?」
赤井は正面を見たままだった。
アイリスは赤井の手を握った。
赤井はアイリスの手を握り返した。
俺と会って2年…
…つまりそれは…
アイリスが奴と会ってからも2年経つと言うこと……
…俺とアイリスの会うきっかけが奴だとは…
赤井は瞳を伏せた。
…皮肉なもんだな――…
そして 雨が止み アイリスと赤井は再び 東都リゾートを楽しんだ。
アイリスと赤井は東都リゾートのホテルに帰って来た。
「楽しかったー! …でも 疲れた…」
「お前ははしゃぎ過ぎだ」
「だって 楽しいんだもん…! …秀は…楽しくなかった…?」
「楽しかったさ。 お前とゆっくり過ごせたからな」
「…良かった」
「だが 明日も行くんだったら… !」
アイリスは赤井に抱きついた。
「……最近…秀と一緒にいれる時間…少ないんだもん……」
「………」
赤井はアイリスの髪を撫でた。
アイリスと赤井は順番にお風呂に入り ソファに座って寛いでいた。
「明日は残りのアトラクション廻ろうね」
「…ああ。 …とは言っても あと少しだがな」
「うん。 だから残りは気に入ったアトラクション乗って廻ろうと思うんだけど、秀はどれが気に入った?」
「……これだな」
赤井はパンフレットを指差して言った。
「私もそれ好きー! あと これとか」
アイリスはパンフレットを指差して言った。
「それもいいな」
「じゃあこれもね! それと――…」
しばらく話していると アイリスはウトウトしていた。
「…なら……おい アイリス…」
「……う~ん…」
アイリスは目を擦りながら 赤井を見た。
「眠いなら寝ればいいだろ…?」
「やだよー…。 ……秀と一緒にお話ししてたいんだもん…!」
「…また明日聞くから」
「…明日は明日だよ…!」
そう言って アイリスは不機嫌そうに赤井の膝の上に頭を乗せた。
「アイリス」
「zZZ…」
アイリスはとうとう眠ってしまっていた。
「アイリス」
「……う~ん…zZZ…」
赤井はため息をついた。
「全く お前は手間がかかるな…」
赤井はアイリスを抱き上げて ベッドにそっと寝かせた。
そして アイリスの寝顔を見ていた。
「zZZ…」
「…ほんと…無防備に寝ているな……」
俺の前だからいいものだが…
他の男の前でもこれだと少し心配になる……
「……秀…愛してるよ……」
赤井は微笑した。
「俺の夢でも見ているのか…?」
自惚れかもしれないが…
俺と彼女の関係が終わることがあるだろうか……
赤井はアイリスの額に口付けた。
「おやすみ 可愛い仔猫ちゃん…」
愛してる――…
次の日 アイリスと赤井は全てのアトラクションを制覇し、一日を楽しんだ。