2.スウィートデビル
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その頃、灰原を迎えに行った新出先生に変装しているベルモットを 工事関係者に成り済ましたFBIがしばらく足止めしていた。
死神に仮装しているフォルシオンとゾンビに仮装しているウォッカが甲板に出ると 亡霊船長に仮装している男性が逆さまに吊られていた。
黒猫に仮装しているアイリスとアイリスの腕を掴んでいる、帽子を深く被り 悪魔に仮装しているジンは広間に残っていた。
「……あの…」
「………」
「…もしかして……ジン?」
「!」
悪魔に仮装しているジンは黒猫に仮装しているアイリスの腕を引き 抱き寄せた。
「…ジ…んっ!?」
そして 悪魔に仮装しているジンは黒猫に仮装しているアイリスを壁に追いやり、掌で口を塞いだ。
「他の奴らがいる時に 大声で俺の名を呼ぶなよ?」
「っ!」
悪魔に仮装しているジンの顔が間近にあった。
「亡霊船長…はぁ~ん。 これは派手な演出だね~」
ヴァンパイアに仮装している小五郎は少し呆れた。
その時 赤い液体が甲板に垂れてきた。
メデューサに仮装している有希子は手で触り 確認した。
「これ 本物の血よ!」
「なに!?」
「早く! 早く誰か彼を下ろして!」
その時 亡霊船長に仮装している男性が落ちてきた。
死神に仮装しているフォルシオンは落下してくる亡霊船長に仮装している男性を受け止め そっと甲板に下ろした。
悪魔に仮装しているジンは黒猫に仮装しているアイリスの口から手を離した。
「上が騒がしいな」
解放されたアイリスは一呼吸した。
悪魔に仮装しているジンは黒猫に仮装しているアイリスを見た。
「悪ィな。 苦しかったか?」
「…平気だよ。 …それより…」
「ん?」
「どうして 私を引き留めたの…?」
その頃、灰原に変装しているコナンのもとに新出でなく ジョディが訪れていた。
そして ジョディは灰原に変装しているコナンを乗せて 車を出した。
その光景を見ていた新出先生に変装しているベルモットは後をつけた。
亡霊船長に仮装している男性はボーガンで“悪魔”のタロットカードと共に心臓を一突きにされていた。
ヴァンパイアに仮装している小五郎は魔女に仮装している園子が持っていた使い捨てカメラで遺体の状態を撮った。
「じゃあ 仏さんの顔を拝んでみるか…」
ヴァンパイアに仮装している小五郎は亡霊船長のマスクを外した。
亡霊船長に仮装していたのは映画プロデューサーの福浦 千造だった。
そして 小五郎は推理を始めた。
フォルシオンはその様子を遠目で見ていた。
…てっきり ベルモットから招待状をもらったお嬢様や毛利様を狙ってくるかと思っていたのですが…
ますます狙いがわからなくなってきましたね……
…それより…
フォルシオンの目つきが変わった。
お嬢様と一緒に残った男…
恐らく あれは…黒の組織のジン……
そして…
死神に仮装しているフォルシオンは横に立っているゾンビの仮装をしているウォッカを見た。
恐らく この男は…ウォッカ……
フォルシオンは顎に手を当てた。
お嬢様だけならまだしも …
私が傍にいると言う危険を冒してまで、一体 何が目的でお嬢様に接近を……?
フォルシオン達が一先ず 幽霊船の中に戻って来た。
黒猫に仮装しているアイリスはカウンター席に座り カクテルを飲み、悪魔に仮装しているジンは離れた所で壁に背を預けていた。
【アイリス様】
アイリスの元に死神に仮装しているフォルシオンがやって来た。
「騒がしいけど 何かあったの?」
「はい」
フォルシオンは経緯を説明をした。
「本当に殺人事件が起きたんだね…」
「ええ。 ですが 今回もさして興味はなさそうですね」
「まあね。 でも…」
アイリスの目つきが変わった。
「今回はベルモットが一枚噛んでるからね」
「…ですね」
死神に仮装しているフォルシオンは離れた所で壁に背を預けている悪魔に仮装しているジンを横目で見た。
今回の殺人事件に ジンは関係無さそうですね…
…私たちが甲板にいる間、お嬢様とどんな会話をされたのでしょうか……?