2.スウィートデビル
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アイリス達が他愛ない会話をしていると 幽霊船内の明かりが消え、ロウソクの火が付いた。
「いよいよ始まるわね」
「ああ」
「楽しみー!」
「そうですね」
亡霊船長 キャプテン・ゴールドに仮装している男性のアナウンスにより 7人の同志を探すゲームが始まった。
アイリス達に“悪魔”のタロットカードを持っている メデューサに仮装している女性…工藤 有希子が声をかけていた。
「園子たちは“悪魔”なのね」
「アイリスさん達は?」
「私たちは“死神”」
「では 私たちも同じカードを持つ方々を探しましょう」
「そうね」
黒猫に仮装しているアイリスと死神に仮装しているフォルシオンは園子たちを見た。
「じゃあ また」
「うん」
「アイリスさん またお会いしましょう」
黒猫に仮装しているアイリスと死神に仮装しているフォルシオンは仲間を探しに行った。
メデューサに仮装している有希子はこのパーティーが映画のオーディションを兼ねていることを園子と小五郎に話していた。
そして 幽霊船は出航した。
「この船 動くんだね」
「そうみたいですね」
【“死神”のカードをお持ちの方はいませんか?】
「あ はーい!」
吸血鬼に仮装した男性はアイリスとフォルシオンの方に歩み寄って来た。
「ああ よかった」
「まだ 貴方お一人ですか?」
「ええ」
その頃 ゾンビに仮装している男性…ウォッカが工藤 新一を見たと話をしているスタッフの話を聞いていた。
アイリス達は“死神”のタロットカードを持っている人を探していた。
「あとお二人ですね」
「一緒に行動してると楽なんだけどな…」
見つけた…
帽子を深く被り 悪魔に仮装している男性…ジンは物陰からアイリスを見ていた。
【兄貴】
ゾンビに仮装しているウォッカがジンの元に戻って来た。
「今 奇妙な話を聞きやして…」
「なんだ?」
「兄貴が昔 バラした、工藤 新一って言う男が来てるって話を…」
「…工藤 新一? 悪ィな ウォッカ、俺はバラしたやつの顔なんざいちいち覚えちゃいねェんだよ」
「………」
「それより 見てみろ」
悪魔に仮装しているジンはアイリスを見た。
ゾンビに仮装しているウォッカもアイリスを見た。
「まさか アイリスと同じ“死神”とは 運がいい」
悪魔に仮装しているジンとゾンビに仮装しているウォッカは“死神”のタロットカードを見せながら無言で歩み寄った。
「やっと見つかった」
「よかった」
「これで7人揃ったね」
「さて どんなゲームをするのでしょうか」
「「………」」
その頃、阿笠博士の家にいる灰原に変装しているコナンは新出先生に変装しているベルモットと電話をしていた。
そして 1時間後に会う約束をした。
その会話をジョディが盗聴していた。
「あれから 何にも始まんないね…」
死神に仮装しているフォルシオンは懐中時計を見た。
「もう1時間経ちましたね…」
黒猫に仮装しているアイリスは隣に座っている悪魔に仮装しているジンを見た。
「どんなゲームになりますかね?」
「………」
「あ…ごめんなさい。 勝手に話しかけて…。 えーっと…」
…何の仮装だろう?
帽子被ってて 黒のコート…ヴァンパイア…?
「…悪魔だ」
「…え…?」
……今の声って…
その時 明かりが消えた。
「!」
「どうやら 宴の始まりのようですね」
亡霊船長に仮装している男性のアナウンスが再び響き渡った。
そして 魔界のパーティーに迷い込んだ唯の人間を探し出すゲームが始まった。
小五郎たちは急いで甲板に出ていった。
「みんな やる気まんまんだね」
「私たちも行きましょう」
黒猫に仮装しているアイリスと死神に仮装しているフォルシオンは甲板に向かおうとした。
「!」
その時 アイリスは腕を掴まれた。