1.愛する人
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ジョディはアイリスと赤井の部屋である“ロイヤルスイートルーム”で一緒に夕飯を食べた。
「秀 明日の午後からちゃんと任務に戻ってよ」
「言われなくともわかってる」
「そう。 おやすみ 秀、アイリスさん」
「おやすみ」
「おやすみなさい ジョディさん」
ジョディは部屋を出ていった。
「………」
…秀も明日の午後から任務に戻るんだよね……
「どうした?」
「うううん。 何でもない…」
……淋しいな…
「…そうか…」
その後、アイリスと赤井は順番にお風呂に入り 寛いでいた。
「秀の買おうとしてる車 何だろうなー?」
「まだ気にしていたのか」
「だって 気になって、このままじゃ寝れなそうなんだもん」
「ちゃんと寝かせてやるさ」
赤井はアイリスを抱き寄せて 口付けようとした。
その時 ドアがノックされた。
「はい?」
【私だよ アイリス】
「雷おじ様だ」
アイリスは赤井を見た。
赤井は頷いた。
「ごめんね」
アイリスは赤井に謝って ドアを開けた。
「夜分にすまんな。 ん? どうやら お邪魔だった様だな…」
「うううん。 入って」
「なら 少しだけお邪魔するよ」
西園寺は部屋に入った。
西園寺は会釈をした赤井を見た。
「フォルシオンから聞いたんだが、いい休暇が取れたみたいで良かったよ」
「…いえ。 ありがとうございました」
「気にせんでいいよ」
アイリスとの予定はいつでも立てられるからね
西園寺はアイリスを見た。
「まだ寝なくて大丈夫なのかい? 隈が出来ていては何を言われるかわからんよ?」
「……え? 何の話…? 明日は秀と一緒に車を見に行くんだけど…」
「それはフォルシオンから聞いたよ」
この様子だと…フォルシオンの奴 話していないな…
「…それ以外に明日 何かあるの?」
「…ああ 明日の夕方から各お店のシェフが来られて オーナーである私や投資者向けに試食会を開くんだ。 アイリスにも是非参加してもらいたいとな」
「わーい! スイーツは?」
「勿論 頼んでおいたよ」
「やったー! 雷おじ様 大好き!」
アイリスは西園寺に抱きついた。
「私も大好きだよ…」
すまん アイリス…
西園寺はアイリスを抱きしめ返した。
「………」
赤井は違和感を感じていた。
次の日 アイリスが目を覚ますと 赤井が横で眠っていた。
結局…夜もしたんだっけ……
アイリスは赤井の髪にそっと触れた。
「本当にバッサリ切ちゃったんだね…」
次に 赤井の頬にそっと触れた。
「幸せだな…愛する人の寝顔が傍で見れるなんて…」
可愛い寝顔…
【そうだな】
「!」
アイリスは驚き 腕を引っ込めようとした。
が、赤井に掴まれた。
「悪戯してるのは誰かな?」
赤井は片目を開けた。
「起きてるなら言ってよ…わっ」
アイリスは赤井に腕を引かれた。
赤井はアイリスの頬に触れた。
「お前がどんな反応するか気になってな。 お蔭で 可愛い言葉が聞けたがな」
「……っ…」
赤井は微笑すると 触れるだけのキスをした。
「今日は目覚めがいいな」
「そうだね。 秀の目 今日はパッチリしてるよ」
「……それはどう言う意味だ?」
「そのままの意味だよー!」
赤井は困った様に笑った。
「なあ」
「なに?」
「ジムに行かないか?」
「もちろん!」
アイリスと赤井は支度を済ませて ジムに向かった。
「広ーい!」
「さすが ジムの設備も凄いな」
「あ! 秀 これしよう」
アイリスはランニングマシーンを示してそう言った。
「ああ」
アイリスと赤井はランニングマシーンに乗った。
「負けないからね!」
「なぜ そうなる…?」
「勝負した方が楽しいから」
赤井はため息をついた。
「後悔しても知らんぞ」
アイリスと赤井は同時に走り始めた。