1.愛する人
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「さて アイリスのことは赤井君に任せて、貴女の部屋へご案内しましょう ジョディさん」
「…はい」
西園寺たちは歩き出した。
「貴女の泊まられるお部屋はアイリス
「“スイートルーム”!? そんな大きな部屋じゃなくて普通の部屋で構いません」
「いや 捜査上、FBI同士 同じ階のお部屋の方が色々と便利だと思ってね」
「…そうですね」
「………」
先程の西園寺様の言葉…
ふふっ…
全く 西園寺様はドッキリがお好きな方ですね…
その頃 アイリスは高層階専用のエレベーターを待っていた。
「………」
秀…髪 バッサリ切ってた
綺麗な髪だったのに勿体無い…
エレベーターがやって来て 扉が開いた。
「………」
秀が日本に来たってことは……
アイリスは高層階専用のエレベーターに乗ろうとした。
「!」
が 腕を掴まれて 後ろに引き寄せられた。
「誰!?」
アイリスは振り返った。
「…秀」
「…少し 話をしないか?」
「……うん」
赤井はアイリスの手を引いて 高層階専用のエレベーターホールを出た。
そして 低・中層階専用のエレベーターホールにやって来た。
アイリスは赤井に手を引かれたたままだった。
「………」
久しぶりだから 緊張する…
少しして 赤井はアイリスの手を引いて低・中層階専用のエレベーターに乗った。
「俺が黙っていたこと…怒っているのか?」
「…え?」
アイリスは赤井の顔を見た。
赤井は正面を見たままだった。
「…うううん。 怒ってないよ」
「…なら どうしてそう…よそよそしいんだ?」
「! …それは……」
アイリスは瞳を伏せた。
「………」
…それは…
貴方と話したいこと 沢山あるのに…
上手く言葉にできないだけ……
アイリスは赤井の手を握った。
「!」
こうして…手を繋ぐだけで気持ちが伝わればいいのに……
「………」
赤井はアイリスの手を握り返した。
ジョディは西園寺に部屋までの案内を受けていた。
「貴女の部屋に行く為には、この端末にICカードキーをタッチして 高層階専用エレベーターホールに入り、高層階専用エレベーターに乗るんだよ」
「関係ない人が入って来れない様になっているのね」
「そうだよ」
ジョディ達は高層階エレベーターに乗り 最上階のボタンを押した。
「とても早いエレベーターね」
「ああ。 エレベーターの待ち時間や移動時間は苦痛になってしまうからね…」
間もなくして 最上階に着き、ジョディ達はエレベーターを降りた。
「ここに端末があるってことは ここでもICカードキーをタッチするの?」
「最上階だけはそう言う構造にしているんだ。 部屋から来る時は無いよ」
「最上階の宿泊者と従業員以外の出入りは無いと言うことね」
ジョディはICカードキーをタッチした。
「まあ まだオープンしていないし 今は君たち以外の宿泊者はいないから安心して過ごせると思うよ」
「…ご厚意 感謝します」
「さてと “スイートルーム”はこっちだよ」
ジョディ達は歩き出した。
「この部屋がロイヤルスイートルーム”。 …で この部屋が貴女が泊まる“スイートルーム”だよ」
西園寺はマスターキーで部屋のロックを解除し ドアを開けた。
「一人で過ごすには広すぎて勿体無いお部屋ね…」
「まあ そう言わずに、遠慮せず ゆっくり過ごしていってくれ」
「ありがとうございます」
「私はここで失礼するが 質問はあるかね?」
「大丈夫です」
「何か困ったことがあれば 私やフォルシオン達に相談してくれ」
「はい」
西園寺は部屋から出ていった。
その頃 アイリスと赤井はオーセンティックバーの“rencontre(ランコントル)”に向かっていた。
「どこへ行くの 秀?」
「行けばわかる」
そして “rencontre(ランコントル)”に着いた。
「…バー?」
「ああ。 お前と久しぶりにこう言う場所で飲みたくなったんでね」
【アイリス様と赤井様でしょうか?】
「ああ」
「お待ちしておりました。 どうぞ こちらへ」
赤井はアイリスの腰に手を添え 店に入っていった。