1.新たな住人
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新しくエスポワール島に住むことになったマルコ達はアイリス達に自己紹介をした。
「先程も申しましたが、エスポワール島の主のアイリスと言います。 これからよろしくお願いしますね」
アイリスは手を前に出した。
「グララララ。 世話になるぞ」
白ひげも手を前に出し アイリスと白ひげは握手を交わした。
「エース!」
「ルフィ! 久しぶりだな!」
「これからずっとエースと一緒にいられるんだな!」
「ああ!」
ルフィとエースは嬉しそうに笑っていた。
アイリスはサンジを見た。
「交流会の料理の支度をお願いします」
「腕を振るって作るぜ アイリスさん!」
「楽しみにしています サンジ様」
アイリスは白ひげに視線を戻した。
「気に入った家を選んでお好きにお住みになってください」
アイリスはフランキーを見た。
「フランキー様 空家の案内を頼みました」
「任せとけ!」
「俺 エースと一緒がいい!」
「では ルフィ様はエース様とお二人でお住みになられますか?」
「おう!」
エースとルフィは二人で暮らす家を見に行った。
フランキーはマルコ達を見た。
「案内するからついてきな」
マルコ達はフランキーの後を歩き出そうとした。
「貴方はお待ちになって」
アイリスはマルコの腕を掴んだ。
「なんだい?」
「治療させてください」
「……治療?」
「さっき私の攻撃を受けてしまったので…その治療です」
「ああ そんなの能力で効いてねェよい」
「でも 念の為に…一緒に来てください」
アイリスはマルコの手を引いて歩き出そうとした。
「平気だって言ってんだが…」
「でも 私の気が済みませんので……」
「マルコ 念の為に看てもらえ。 俺たちがいいのを探しとくから心配ねェよ」
「そうしないとその嬢ちゃんはいつまでもそうしてるぞ?」
「……仕方ねェよい…」
マルコは素直にアイリスについて行った。
白ひげ達はフランキーと共に家を見に行った。
マルコはアイリスに連れられ プリエール城に入った。
「着物着てるのに城に住んでんかい?」
「ええ。 何度か同じ様なことを言われました。 こちらの部屋です」
マルコは部屋に入った。
「医療室…?」
「はい。 上着失礼します」
アイリスはマルコの上着を取り ハンガーにかけた。
「あんた…医者なのか?」
「……はい。 横になられてください」
「………」
マルコはベッドに寝た。
アイリスはマルコの体に傷がないかを確認した。
「ホントに傷はないようですね。 よかった…」
アイリスは安心したような顔をした。
「“不死鳥マルコ”って聞いたことねェかよい?」
「もちろん ありますよ? …でも 心配で」
「そうかい。 ありがとねい」
「いえ」
「一つ 質問なんだが、あの大鎌…グリフォン…はなんだ?」
マルコはグリフォンの姿のエルリオンを見た。
「トリトリの実モデル グリフォンを食べた大鎌です」
「道理で……ってあんた 政府の関係者か!?」
「はい。 政府には昔から大変お世話になっております。 主に海軍様ですが」
アイリスはマルコの刺青に触れた。
「この刺青は白ひげ海賊団のものですか?」
「ああ まあな」
マルコは起き上がった。
「…大切なものなのでしょうね…」
アイリスはマルコに上着を渡した。
マルコは立ち上がって上着を着た。
「“誇り”だよい」
「…“誇り”……」
アイリスは一瞬 悲しそうな顔をした。
「ぜひ 大切になさってください」
「あ ああ」
今 一瞬…悲しそうな顔をしてた……
「お時間を取らせてごめんなさい。 私が案内しますので…」
「大丈夫よい。 ありがとな」
そう言うと マルコはプリエール城を出ていった。
「アイリスのさっきの悲しそうな目…なんだったんだ…?」
マルコは先ほどのことをやり取りを思い返しながら 歩いていた。
フランキーはプリエール城にやってきた。
「アイリス 白ひげ達の家決まったぞ!」
「そうですか。 ご苦労様でした。 もしかして あの大きな家ですか?」
「お よくわかったな」
「あの人数で暮らすにはあれくらい大きくないと…。 それで 気に入られてましたか?」
「ああ。 満足そうだったぜ」
「それは良かったです。 エース様とルフィ様の家はどうなりましたか?」
「あ そう言えば会ってねェな」
「それは大変! もうサンジ様の支度も終わる頃でしょうし…」
「そう言えば さっき “もうすぐ 交流会の支度が終わるぜ!”って言ってたぞ」
アイリスは立ち上がった。
「私が探してきます。 フランキー様は広場へ行って サンジ様のお手伝いをお願いします」
「了解だ!」
アイリスはプリエール城を出て行った。
グリフォン型のエルリオンもアイリスの後をついていった。