1.新たな住人
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白ひげ率いる白ひげ海賊団はアジトを探していた。
そして エスポワール島に上陸した。
「誰か来られましたね…。 様子でも見て来ましょうか…」
アイリスは立ち上がり エルリオンを見た。
「キュイィ!」
エルリオンはアイリスの後を追って プリエール城を出た。
マルコ達はエスポワール島を探索していた。
「この島は人がいるみたいだが 見当たらないな」
「なんで人がいるとわかるんだ マルコ?」
「島が手入れされていて綺麗だからだ」
「確かに。 道も手入れされてるな」
「前方に城壁がある」
「とりあえず 行ってみようぜ!」
マルコ達は城壁に向かって歩き出した。
「あ! アイリス!」
ルフィが駆け寄ってきた。
「どこか 行くのか!?」
「ええ 少し」
【大鎌を連れてか?】
ローが腕を組んで 壁に寄り掛かっていた。
「アイリス 戦いに行くのか!? だったら俺も!!」
「貴方方はここにいればいいのです。 すぐに戻りますから」
そう言うと アイリスは歩き出した。
「なあ アイリス! 俺も一緒に戦うよ!」
ルフィがアイリスのあとを追ってきた。
「いいと言っているでしょう。 言うことを聞かないと ご飯を無しにしますよ?」
「えっ!?」
「ふふっ。 さあ どうなさいますか ルフィ様?」
「わ わかったよ! 飯抜きは勘弁だ…!」
「いい子に待っていてください」
ルフィ様は素直で可愛いらしい…
「おう! アイリスも気をつけて!」
アイリスの隣で歩いていたルフィは立ち止まり 手を振って見送った。
「………」
この覇気…恐らく私より強いお方なのでしょう……
危険に遭うのは私だけでいい……
その頃 マルコ達は城壁まであと少しと言う所にいた。
「なかなか綺麗そうな町だ」
【そうでしょう? 私も気に入っております】
「「「!!?」」」
マルコ達が声の主を見ると城壁の前にアイリスが立っていた。
「「「………」」」
綺麗だ…
マルコ達はアイリスに見惚れた。
「……じゃなくて……あんたは誰だ ?」
「この島 エスポワール島の主をしている アイリスと申します。 …白ひげ海賊団様方」
アイリスは頭を深々と下げた。
「随分とご丁寧な挨拶で…何を企んでる?」
アイリスは頭を上げた。
「何も企んではおりません。 さして言うなら…」
アイリスの目つきが変わった。
「この島に何のご用で?」
「俺たちのアジトを探してたら この島に辿り着いた」
「アジト?」
「ああ。 でも あんたがいた」
「そうですか。 では 用はお済みですね…」
アイリスの目つきが鋭くなった。
「帰っていただきましょうか?」
「グララララ! お前みたいな小娘から島を奪うって言うのも面白そうだなァ!」
そう言って 白ひげは拳を握り 地震を起こす構えをしようとした。
アイリスは一瞬の間に大鎌の姿に戻したエルリオンで空を切って 鎌鼬を放った。
「親父!」
攻撃が早い!
鳥型の姿に変えたマルコは白ひげを庇った。
「!」
今 体が切れたはずなのに…
只の動物系の能力者じゃない…
アイリスは再びエルリオンを構えた。
【ちょっと 待ったー!】
「!」
「「「!」」」
そこに シャンクスとミホークがやって来た。
「シャンクス様、ミホーク様!?」
「赤髪…!?」
「鷹の目まで!?」
「なんで赤髪と鷹の目がこの島にいるんだ!?」
「だってこの島 俺たちのアジトだし……ってそんなことより!」
シャンクスはアイリスを見た。
「どうして 俺に声かけてくれなかったんだよ? こいつらの強さ わかってただろ?」
「……ええ。 ですが 貴方方の手を煩わせるわけにはまいりませんでしたので……」
「俺たちはぬしが死んでも何とも思わないと思っているのか……?」
「……ですが…」
「そんなこと気にしなくていいんだって! 俺たちがこの島に住まわせてもらってるんだ。 警備くらいしてやるって!」
「………」
【赤髪 俺たちにわかるように説明しろ】
シャンクスは白ひげを見た。
「この島ではな 共有で暮らしてるんだ」
「…共有?」
「ああ。 俺、赤髪海賊団、麦わらの一味、ハートの海賊団でだ」
「ルフィもいるのか!?」
「ああ いるぞ」
「親父!」
エースは輝いた目で白ひげを見た。
「シャンクス様方のお知り合いと言うことですから、もしよければこの島で暮らしてみてはいかがですか? 共有と言う形にはなってしまいますが…」
「どうするんだ 親父?」
「グララララ! こんなに面白そうなアジトがあるか マルコ?」
「……ないよい…」
「共有って言うのが気にかかるが 俺たちもここに住まわせてもらうとするか…」
こうして 白ひげ海賊団もエスポワール島に住むことになった。