1.新たな住人
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アイリスとルフィはセンゴクの部屋に向かっていた。
「しっかし 広いなァ…」
「ルフィ様 離れないでくださいね。 迷子に…「あ! ケムリン!!」」
ルフィは走っていった。
「あ! ルフィ様!」
アイリスも走って追いかけた。
「ケムリン 久しぶりだな!」
「麦わら!?」
「あ めがねの奴も久しぶり!」
「なんでお前ェがいるんだ?」
「アイリスの付き添いで来たんだ」
「アイリス?」
【待ってください ルフィ様ー!】
アイリスが向こう側から走ってきた。
「アイリス 遅ェぞ!」
「すみません。 着物では走りにくくて…」
「アイリスさん!?」
「あ たしぎ様! お久しぶりです。 昔は大変お世話になりました」
アイリスとたしぎは話をし始めた。
「なんだ アイリスとめがねの奴 知り合いだったのか…?」
「ああ。 気が合うみたいだからな」
スモーカーはたしぎと楽しそうに話しているアイリスに歩み寄り 頭を掴んだ。
「おい アイリス! 俺には挨拶はないのか!?」
「イタタタタっ!」
スモーカーは手を退けた。
「スモーカー様! それ 痛いですって!」
「スモーカーさん 妬いてるからって暴力はダメですよっ!!」
「誰が妬いてるだァ!?」
アイリスは髪を直した。
「スモーカー様 お久しぶりです! 元気そうで何よりです!」
「ああ…」
…素っ気な(い)!!
たしぎとルフィは心の中でそう思った。
【お前の照れてる顔が見れるとはなァ 白猟屋】
ローが向こう側から歩いて来た。
「ロー…」
「ロー様!」
ローはアイリスを見た。
「アイリス もうとっくにセンゴクの所に着いていると思っていたんだが…こんな所で油を売っているとはな…」
そう言って ローはスモーカーに視線を戻した。
「……行くぞ たしぎ」
スモーカーは背を向けて歩き出した。
「あ 待ってください スモーカーさん!」
「スモーカー様…」
私…何かよからぬことを……?
たしぎは心配そうにしているアイリスを見た。
「大丈夫ですよ アイリスさん! スモーカーさん アイリスさんに久しぶりに会えたのが嬉しくて 照れ隠しだと思います!」
「…そうだといいのですが……」
「きっと そうです!」
【たしぎ! 早く来い!】
「では 私は行くので。 アイリスさん またいつか ゆっくりお話しましょう」
「はい ぜひ」
たしぎは微笑むと スモーカーの後を追って走っていった。
たしぎとスモーカーと別れたアイリス達はセンゴクの部屋に着いた。
「皆様 無事に終わっているといいのですが…」
アイリス達は部屋に入った。
「あ アイリス!」
エースの声にマルコ達が振り返った。
「皆様 登録は終わりましたか?」
「つい今 終わったところだ」
「そうですか。 ご苦労様でした」
【アイリス】
「はい」
アイリスはセンゴクのもとに歩み寄った。
「人数が増えた分 生活費の上限を増やした」
「本当ですか!? ありがとうございます! 今月 オーバーしそうでしたので…」
「「「………」」」
ちゃんと遣り繰りしてたんだ…
偉いなァ…
「だろうな。 沢山 食う奴が増えた様だからな…」
そう言って センゴクはエースを見た。
「……俺に何か?」
「火拳のエース! 麦わらのルフィと同じく お前も食堂 出入り禁止だ!!」
「えっ!?」
「食堂の食べ物を食い尽くしておいて 何が “えっ!?” だ!!」
センゴクはアイリスに視線を戻した。
「アイリスもわかったな!?」
「…は はいっ!」
センゴクの気迫に思わず アイリスは了承の返事をしてしまった。
センゴクと別れたアイリス達はモビー・ディック号に向かっていた。
「エース様 ごめんなさい!」
アイリスは頭を下げた。
「いいって! いいって!」
「でも…」
「そりゃあ海軍の料理は美味かったけど、サッチ達が作る料理の方が好きだし アイリスの作ってくれる料理も美味いから!」
「お たまには言いこと言ってくれんじゃねェか!」
「“たまには”って何だよ!?」
「本当のことだろう!?」
二人の言い合いにアイリスは思わず笑ってしまった。
「あ 笑ったな?」
「あ いえ すみません…」
「じゃあ 罰として軽食 作ってくれよ?」
「………はい!」
アイリスは笑った。
モビー・ディック号に戻ってきたアイリス達は青雉たちに見送られながら海軍本部を後にした。